新しい製版ラインから展示会への期待まで

ニュースダイジェスト。- イギリスでの新しいプレート生産ライン、Scodix、Xaar、Global Graphicsの拡張、ラベル印刷機やパッケージング印刷機の新規導入など、ここ数週間で記事にするほどではなかった記事を簡単にまとめてみました。

MacDermid Graphics Solutions社は、英国 Wigan製造施設において、新しいフォトポリマープレート製造ラインの建設に着手しました。100フィートの完全密閉型フォトポリマープレート製造ラインは、米国テネシー州モリスタウンにある同社の現在の製造ラインと並行して稼動します。この最新鋭のラインは、マクダーミッド社の現在の生産能力を 2倍にし、ヨーロッパ、アフリカ、中東、アジア、オーストラリアの顧客への主要な供給源となります。

マクダーミッド EMEAの副社長である Matt Bennettは次のように説明しています。「当社のグローバルビジネスと共に、欧州地域の需要が大幅に増加しています。Wiganでの新しい製造ラインは、当社の生産能力を拡大し、拡大する顧客基盤のかなりの部分に製造を近づけるための論理的な投資です」と説明しています。

Scodix社は、約 6,200万NIS(1,900万ドル)の資金を調達して新規株式公開を完了し、現在はテルアビブ証券取引所に上場しています。

Scodix社の創業者であり、CEOの Eli Grinberg氏は次のように述べています。「Scodix社は、パッケージングおよび Web-2-Print市場において、強化された印刷ソリューションに対する大きな需要があることを認識しており、その足場を増やすことを目指しています。ここ数カ月、世界の主要なパッケージメーカーと仕事をしてきましたが、当社のソリューションへの関心が高まっていることを認識しています。同時に、商業印刷市場への対応も継続しています。」

Xaar has opened a new support office in Shenzen, China. From left: Jeff Mak, Kit Yung, Samuel Tam, Cathy Yuan and Shawn Feng.
Xaarは、中国・深圳に新たなサポートオフィスを開設しました。左から Jeff Mak, Kit Yung, Samuel Tam, Cathy Yuan, Shawn Feng.

Xaarは、拡大する中国の OEMおよびパートナー顧客へのサポートを強化するため、中国の深圳に新たなカスタマーサービスセンターを開設しました。同センターの責任者は Xaarのアジア担当ゼネラル・マネージャーである Samuel Tamです。Xaarのプリントヘッドビジネスユニットのゼネラルマネージャーである Graham Tweedaleは、「深圳に最新のカスタマーサービスセンターを開設できることを嬉しく思います。これは、Xaar社にとって、中国での成長した地位を確固たるものにし、ImagineXプラットフォームによって計画された革新が実現する中で、最新のインクジェット技術の地域的な可能性を引き出すための重要なステップです。」

Peter Kushnierukは、北中南米でのビジネス拡大を目指す Global Graphics Software社に、南北アメリカ地域の OEM販売担当マネージャーとして入社しました。Kushnieruk氏は、30年以上にわたって印刷市場に印刷機器を販売してきた経験を持ち、また、印刷アプリケーションやその他の製造プロセスを可能にする技術に関する経験も持っています。

タイの軟包装印刷会社である Prepack社は、Comexi Offset CI8印刷機と ML1 MCラミネーターに投資しました。1973年に設立された Prefack社は、食品、スナック、パーソナルケア・衛生、化学・工業、その他様々な消費者分野を含む多様な業界に供給しています。2015年以降、Prefack Thailandは、タイ最大の包装会社である SCG Packagingの傘下に入り、東南アジア地域の代表的な産業コングロマリットである Siam Cement Groupの子会社となっています。

乳製品の蓋を製造しているデンマークの Primoreels社は、2020年に火災で損傷した初期の 9色の FA-17の代わりに、新しい Nilpeter FA-17を導入しました。幸い Primoreels社にはコンティンジェンシープランがあり、火災後にできるだけ早く生産を行うために、改修された Nilpeter FA-2500を購入することで、顧客への混乱を回避することができました。

メッセフランクフルト社の調査では、97%の企業が展示会の継続を希望しているという結果が出ており、メッセフランクフルト社の社長兼 CEOである Wolfgang Marzinは、この調査結果について次のように解釈しています。「これは、対面式のイベントに対する明確な信頼の証です。イベントが完全にオンライン化されることを望む回答者はわずか 3%でした。実際には、67%のお客様が直接会ってイベントを行うことを希望しており、さらに 30%のお客様がハイブリッド形式を希望されています。合計すると、97パーセントのお客様が、対面式のイベントは見本市に不可欠な要素であると確信しています」と述べています。」

もちろん、メッセフランクフルトは、そのビジネスモデル全体が Formnextや Heimtextilなどの見本市に依存しているため、利害関係者ではあることは明らかです。とはいえ、今回の調査には 59,000社が参加し、アンケートとより詳細な市場調査が行われました。

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