- 2020-4-24
- 業界 Who's Who
■ 高速印画、高解像度、グレースケール印画 – 全てを同時に実現
■ 連続印画安定性 – 独自の流路設計技術により全てのノズルに安定したインク供給
■本製品の特長
1. 新開発の一体型ピエゾアクチュエータにより、高画質を実現
当社独自の緻密多結晶セラミックアクチュエータに関する材料設計技術と、薄型圧電セラミック基板の製造プロセス技術により、大型の一体型ピエゾアクチュエータを開発しました。これまでヘッド一本当たり複数用いていたピエゾアクチュエータを、大型の一体型ピエゾアクチュエータにすることで、ヘッド内の画質を均質化し、より高画質な印刷を実現しました。
2. インクの最大液滴量と吐出安定性の向上をはかり、多様な用途に対応可能に
インク流路設計の最適化とヘッド構造の見直しにより、ヘッドから吐出されるインクの最大液滴量を向上させるとともに、インクの吐出安定性を高めました。ヘッドノズル面と印刷対象物との間に距離があっても、インク着弾位置のばらつきが小さく、多彩な印刷対象物において、より高精細な印刷を実現します。毛足の長い繊維製品、段ボール、建材など、より多様な用途への対応を可能としました。
3. シンプルかつ堅牢な積層構造を採用し、高耐久性を実現
一体型ピエゾアクチュエータの採用により構造設計の自由度が増し、シンプルかつ堅牢な構造を実現しました。これにより、構造体としての強度と安定度を向上させ、耐久性を高めました。
■ 内製セラミック基板による高放熱性/高密度実装の実現
京セラが創業当時より培ってきたセラミック技術を応用した低熱抵抗セラミック基板の採用により高放熱性を実現しました。高い放熱性により、LED素子を高密度に実装することが可能となり「高い照射能力」を発揮します。
■ シミュレーション技術を駆使した製品設計
照度、焦点距離や面内均一性等、必要な特性確保のための光学シミュレーション、放熱性の確保のため流体シミュレーションを実施し、各部品の最適配置を検討した上で、製品へ展開しています。
■ カスタム設計によるフレキシブル対応
標準製品の提供に加え、お客様の様々なニーズに合わせて、カスタム設計で製品をご提案致します。お気軽に、お問い合わせください。
「UV LED光源の導入を検討したが、既存のインクでは硬化が不十分で断念」というご経験はありませんか。それはUV照射により発生したラジカルが大気中の酸素と結合することで起こる“酸素阻害”が原因かもしれません。
特にインク表面の硬化不良として知られる“酸素阻害”に対して、京セラは照度や積算光量などのパワーだけに頼らない、優れた硬化性能を実現するUV LED光源(G5AN)を開発しました。
1. 多種多様なインクに対応
ローマイグレーションインク、コートニス、メタルハライドランプ用インクなど、従来のUV LED 光源では硬化し難いインクや樹脂に対しても優れた硬化性能を発揮します。
2. 京セラ製UV LED光源(G5A)と窒素フローユニットとの一体型構造
従来の閉空間が必要な窒素パージシステムとは異なり、G5ANはお客様の装置にインストールするだけで、UV照射エリアに対し、効率良く窒素をフローし、酸素濃度を低減することが可能です。そのため、閉空間を作ることを目的とした、装置の大掛かりな改造は不要です。窒素生成装置等の窒素供給源が別途必要です。
3. 連結可能なユニット構造
80mm幅の連結可能なユニット構造のため、印刷サイズに合わせて照射幅の拡張が可能です。(80mm~1,600mm)
京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地