LinkedIn:メディアとしての機能 個人名で発信しましょう!

ビジネス用 SNSの LinkedInですが、単に名刺管理や人脈構築だけではなく、Japan Inkjet Business Conference 2020 (JIBC2020)を例にとって、情報発信メディアとしての側面をご紹介します。更に個人名で情報発信することの重要さにも言及します。

これはスマホ画面で、事前にコンファレンスの開催を告知している訳ですが、自分での情報発信に加えて、講演者たちがそれぞれ自分の LinkedInで JIBC2020で講演することを発信・拡散してくれています。これが大きな相乗効果になるわけです。

コンファレンスが始まると、そこでまたリアルタイムで情報発信をします。ここでも自分の情報発信に加えて、参加者や講演者が情報発信してくれます。欧米のコンファレンスではメディア(プレス)の人達も取材参加中にリアルタイムで LiknedInや Twitterで情報発信・拡散しています。

セイコーエプソンの碓井社長がサプライズ参加されたネットワーキングレセプションの様子を LinkedInに投稿すると、一日で 4,300+の閲覧数があります。自分の発信だけでこれだけあるわけなので、講演者などの投稿の相乗効果の閲覧数は総計はもっとすごい数になっている筈です。

更に、Debbieは Twitterでも情報発信をしています。こういう積極的に情報発信をしている人は謂わば「インフルエンサー」として情報を拡散してくれるので大変ありがたい存在で、LinkedInで繋がって、仕事でも繋がっている価値が高い人ということになります。このバーチャルなコミュニティでは(現実のリアルなコミュニティでも同じですが)個人で情報発信をする人の価値が高いのです。逆に情報発信をしないとコミュニティに存在はしていても、他の人からは見え難いのです。

もちろん会社単位や現地法人単位での登録もあります。「公式サイトを持ってますよ」という最低限のアリバイ作りのような位置づけになってしまった企業サイトと比べれば、余程アクティブに柔軟に情報発信ができるので、これはこれで意味はあります。・・・ですが、こういう活動をやっていることを上層部の人は知っていますか?担当者が仕事として記事を書いていませんか?自分がそれに主体的に関わっている実感はありますか?

こういうメディアの特徴は「発信に対して何らかのレスポンスがあれば、即座に自らリアクションする」ことに意味があるのです。担当部門に回すのではなく・・・

というわけで、やはりコミュニティの中で情報発信は個人名が基本です。「顔が見える」「名前で存在感を示す」これが基本です。日本企業は「誰が仕事しているのかわからない」「顔が見えない」と言われ続けて久しいわけで、これが日本以外の国の企業が、なんとなく謎めいた日本企業という印象を持ってしまう所以です。

そういった中で、少しずつですが「固有名詞で情報発信をする日本人」が出てきたことは非常に喜ばしいことと思っています。

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