- 2020-1-14
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ゲルリッツ Görlitzの旧市街 Historische Altstadtを歩きます。
上の写真には Obermarktにある Reichenbacher Turmと、遠景に丸い建物 Kaisertrutzが写っています。これは下の 1714年の銅版画でも確認することができます。城壁の左手の方に円形の建物と、その右に塔が描かれていますが、これが正しく上の写真と一致する場所です。
Von Daniel Pezold – Andreas Bednarek: Görlitz so wie es war. Droste Verlag, Düsseldorf 1993., Gemeinfrei, Link
スライドショーの前半はオーバーマルクト Obermarktです。ゲルリッツには多くの教会がありますが、Obermarktにも三位一体教会 Dreifaltigkeitskircheがあります。1234年の創建で、日本で言えば鎌倉時代、1253年創建の建長寺と同年代ということになりますね。また、馬車が止まっている写真の左手の建物は「ナポレオンハウス」と呼ばれ、1813年の遠征時にナポレオンが滞在したことでその名前がついています。
三位一体教会を出て、更に東に進むとウンターマルクト Untermarktに出ます。このあたりの建物は、戦禍を免れたものの、社会主義時代にはかなり傷んで崩壊の危機にあったものもあったようですが、現在は見事にリノベーションされています。
緩い坂の上の方に、ゲルリッツのランドマーク的な Pfarrkirche St. Peter und Paulの二本の尖塔が見えてきます。