上海:APPPEXPO+DPES 参加報告(7)People 出会った人々

上海:APPPEXPO+DPES 参加報告(6)からの続きです。

■ 展示会に行く目的は様々です。自社の展示品のサポートや具体的な商談、競合他社機調査や、展示会のプレスコンファレンスで発表される他社新製品の情報収集など、担当業務やポジションによって様々でしょう。

私の場合は業界人と会うことが主要な目的になっています。いまはニュートラルな立場ですが、前職で事業責任者を拝命していた当時も、パートナーや競合に関わらず「人と繋がりに行く」「人と情報や意見交換に行く」というのを旨としていました。

この上海展示会や欧州の FESPAに行ってみれば分かりますが、あるいは印刷業界の China Printと IGASを比べてみると分かりますが、日本の展示会はもはや海外の業界人の集客能力を失っています。業界人が集まらないところには情報が集まりません。展示会は単にモノの交易の場だけではなく、情報の交易の場でもあるのです。

そんなのわざわざ出かけなくても、メールや電話で済むじゃないか?確かにそういう考え方はあります。しかし、気軽にメールや電話で情報交換できるような関係になるためには、やはり顔が繋がっていることがベースであることは必須であろうと思います。

もう一つは展示会の機会に行われるコンファレンスやセミナーでプレゼンをすることです。聴音器で集められる情報には限界があります。教えて下さいと訊きに行ってもコアな情報は簡単には集まりません。「情報は発信した人に集まる」という原則があります。アクティブソナーを打つと、それに対する反響がある・・・そんな感じです。

この場合、あくまで「組織」ではなく「個人」なのです。これについてはまた別途書くことにします。

液滴観測装置 ImageXpert社の創業者社長 Yair Kipman氏と

右から ERGOSOFT創業者会長 Has-Peter Tobler氏(中国の展示会では常連)、ミマキエンジニアリング池田社長、同社のインクご関係者、尾池工業粉体材料SBU藤原SBU長、大野

上海:APPPEXPO+DPES 参加報告(8)に続きます。

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