誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(119)★★★ プリッツヴァルク Pritzwalk -3-

★★★プリッツヴァルク Pritzwalk -2- からの続きです

駅から町の中心まで 1kmもないコンパクトな町です。こういう町は楽でいいですね(笑)改めて地図で見ると外周を取り囲む堀や Burgwallという通りの名前にかつての町の防御構造も部分的にですが残っているのが分かります。

この石碑は、ドイツのブランデンブルク州プリッツヴァルク(Pritzwalk)にある郵便局前広場(Park am Postplatz)に建てられた、ザルバッハ少佐(Major Salbach)を称える記念碑(Gedenkstein für Salbach)です。プリッツヴァルクの街の歴史において、以下のような非常に重要な意味を持っています。

街の復興の立役者: ザルバッハ少佐は、1821年にプリッツヴァルクの街の大部分を焼き尽くした大火事の後、都市再建・区画整理の計画を主導した建築的・組織的アーキテクト(設計者)の一人です。

近代的な街並みの基盤: 彼は火災後の混乱の中で、それまでの狭く複雑だった中世風の通りを、防災や交通に適した直線的で近代的な街並みへと再設計する上で大きな功績を残しました。その復興への貢献を称え、後世にこの記念碑が設置されました。

長年の風雨により表面の文字や意匠はかなり摩耗していますが、プリッツヴァルクの悲劇からの復興と近代化の歴史を今に伝える、非常に価値のある歴史的モニュメントです。

Hagenstrasseから Mittelstrasseを北上して町の中心部に向かいます。

しかし・・・人がいませんね!どうなっているんだろう?この日は土曜日で、普通の町なら青空市場が立っていたりするんですが、そんな様子もありません。これも気になって AIに訊いてみました。

土曜日の午前10時ごろの Pritzwalkの町の中心部なんですが、人の気配を感じません。この町はどうなっているのでしょうか?

土曜日の朝10時という時間帯こそ、まさにこの静けさの最大の理由です。「土曜の朝10時なら、むしろこれから街が賑わう時間では?」と日本の感覚だと不思議に思いますが、ドイツの、特にプリッツヴァルクのような地方都市においては、以下のような独特なタイムスケジュールが働いています。

1. 「朝10時」は多くの店が開き始める瞬間

ドイツの地方の個人商店(ブティック、本屋、雑貨店など)は、土曜日の営業開始が10:00からという場所が多くあります。撮影された10時ちょうど頃は、お店のスタッフが鍵を開け、ようやくシャッターを上げているかいないかというタイミングです。そのため、まだ買い物客が街路に繰り出してきていません。

2. そもそも土曜市の開催日ではない

プリッツヴァルクで地元の人々が集まり、最も中心部が賑わうのは「週一の市場(Wochenmarkt)」が立つ時間です。しかし、プリッツヴァルクの週一市場が開催されるのは毎週水曜日と金曜日の朝8時〜14時と決まっています。土曜日には市場が出ないため、朝から人が集まる動線がありません。

3. 地元の人は週末、郊外の「REWE」や「Lidl」へ

この時間、地元の住民たちは旧市街の歩行者天国ではなく、車でアクセスしやすい郊外の大型スーパー(REWE プリッツヴァルク店など、朝7時から開いています)やディスカウントストアに集まっています。週末の買い出しは朝一番に車で一気に済ませてしまうのがドイツ流です。

4. 週末の朝は驚くほど遅い

ドイツの人々は週末の朝、家で家族と非常に長い時間をかけて朝食(Frühstück)を楽しみます。土曜日の午前中にわざわざ中心街の通りをぶらぶら歩く人は少なく、街が少し動き出すのは早くても11時を過ぎてからです。日本のように「駅前や中心部は常に人が行き交う場所」という前提がないため、朝10時でもこのようなガランとした風景になります。ただの過疎化だけでなく、「まだ街が完全に目覚めていない時間帯」だったと言えます。

これ、わざわざ人を避けて撮っているんじゃないんですよ!いやあ、なかなかのものです(笑)

★★★プリッツヴァルク Pritzwalk -4- に続きます

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