- 2025-3-13
- トピックス
上海 APPPEXPOの会場で、ある中国プリンターメーカーの CEOと話をしました。台湾のインクメーカー SITECHの繋がりです。彼の傘下に7社の中小規模のプリンターメーカーがあり、その中心は南京にあるとのこと。で、「我々のプリンターの品質を日本製品並みに向上させたい」とのこと。前回書きましたが「日本の品質は一朝一夕に到達できるものではない。またそれを達成するために膨大な時間と手間をかけているので、あなた方中国企業の良さを消してしまいかねない。次のように考えてはどうか?」
1.まず日本からプリンター機能の各分野の技術屋を募集してチームを編成する(今ここ)
(数名を想定:メカ・エレキ・プロセス・画処理・インク・・・境界領域があるので分野を超えた幅広い知識のある人歓迎)
2.そのチームが御社を訪問し、数日間滞在して工場・開発・製品などを理解する
3.その時点でいくつか要改善点が見つかると思うので、その提案レポートを作成する
4.今すぐ改善すべき短期課題と、中期的に準備をして取り組む課題などいくつか層別する
5.短期的な改善を実行し、効果が出ると確認できれば次ステップに進む。
6.次ステップで何をやるかは応相談
こんな感じです。というわけで先ずはチームを編成して第一次先遣隊として訪問を考えています。3月中にチーム編成、四月半ばに訪問と想定しています(大野が4月30日から6月4日まで不在の為)また、先方のプリンターは、現状では全てエプソンヘッドです。
その際の条件として先方負担にて:
1.往復航空券
2.滞在中のホテルと食事
3.通訳
4.報告書・提案書に関する対価(下記)
こちらのオブリゲーションとしては「数日の滞在中に先方の工場・開発・製品を視察し、短期的に改善して効果が顕著なもの(基本的な勘違いをしていないか?など)・少し時間をかけてもやれば効果が大きいと思われるもの・・・などに整理して各自報告書と提案書を提出する」ことです。なお第一回目の4に関してはあまり大きな対価を要求しません。10万円/人というイメージです。このフェーズはお互いの実力を見極める段階だからです。少なくとも持ち出しにはならないように考えています。なお、全体は大野がマネージします。単独で行くより安心感に繋がればと思います。
この時点で興味がある方はこちらからエントリー下さい。なおそこに記述がありますが:
また、第2回目以降は、1回目の結果次第で考えましょう!こんな企業、付き合えないやとなるかもしれないし、どなたが先方と波長が合って専属になるかもしれないし・・・専属の際の(別に他と掛け持ちでもいいと思いますが)年俸もイメージは聞いています。もし専属になる場合には「買い叩かれないように」大野にご相談ください