MetPack:金属容器への印刷に特化した展示会

デュッセルドルフ近郊のエッセン(Essen)で3年に一度開催される「MetPack」に行ってきました。これに関しては Nessanがいい記事を書いていますのでそちらもご参照ください。私は Nessanが書いていないことを中心に補完します。

そもそも MetPackは Interpackの同じ3年に一度のタイミングで、少しだけ開催日をオーバーラップさせて開催されます。Interpackは開催期間も長く包装業界を広くカバーするのに対し、MetPackは金属容器に対象絞っています。が、どちらの町に泊まってもタイミングを少しずらすことで両方を視察できるという仕掛けです。まあ Messe Essenのコバンザメ商法かもしれませんが(笑)

1.中国勢の実効支配

前の drupaや最近の FESPAなどでも感じますが、中国勢が実効支配状態です!恐らく欧州の展示会で漢字を多用したり、赤と金の「いかにも中国」的なブースづくりは違和感を持たれて浮いてしまうことを理解し始めたんだと思われ、ほぼアルファベットのそこそこスマートなブースづくりにはなっていましたが、それでも社名などで中華系って分かりますよね。

知り合いの中国人(Flora)スタッフが居たので訊いてみましたが「今回はこれでもかなり制約があった・出展を断わられたり、ブース面積を縮小するように言われた」とのこと。まあしかし・・・中華系企業って確かに数は凄いことになってるし、勢いは感じますが・・・ホントに商売になるんですかね?

中華系ブースをよく観察してみると、結構ヒマを持て余しているのかスマホ弄りに熱中している若い子もいる。一説によれば国や自治体が補助金を出しているので別に痛みを感じないんだとか・・・そういえば日本のサインショーなんかでも中華系のブースって概ねそんな感じですよね!

サムネイル画像はクリックするとスライドショーになります

2.気合の入ったシングルパス機

ひとつは HANGLORY傘下で金属へのプリントに特化した子会社 HanMetが出していたもの。

もうひとつはイタリアのセラミックタイルへのプリンターを開発した SACMI

スペインの BARBERANもシングルパス機を持っていますが実機展示はなし!HanMetの機会をどう思う?と訊いたら「あの機械、展示はしてるけど動いてないんだぜ」と負け惜しみ(笑)

シートの金属への印刷はオフセットが多くまた、その印刷機の価格も数億円という投資が必要なことからデジタルへの置き換えはなかなか進まないといわれています。一方でシングルパス機の開発にもかなりの開発投資が必要で、開発した企業はなんとかそれを回収するために別の市場に横展開できないかと「プロダクト・アウト」で考えがちです。そのあたりが保守的と言われる金属印刷の業界にどう響くかでしょうね。

3.サカタインクス

左から吉澤役員・大野・Marco Zanella氏(大野の昔からの知人)・元チェコ工場駐在だった竹本さん。澤田さん

同社の吉澤取締役常務執行役員(左)は入社して以来、研究開発でこの金属への印刷畑を歩いてこられたとかで思い入れもひとしお!立派なブースを出していました。やはりキャリアパスで多少の移動はあったとしても日本の会社はそれが多過ぎるように思いますね。この道一筋!というような幹部をもっと作らないと・・・

芳澤さんはてっきり営業一筋と思っていましたが実は開発畑だった(笑)でも開発の人が市場に出かけて営業までやる・・・これってメーカーとして本来はあるべき姿の一形態のように思いますね。

開発の部屋に籠って一切外に出ない開発幹部(患部?(笑))もいるそうですが、そういう企業には先は無いのでは?

4.その他

んんn・・・なんか微妙(笑)

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