展示会報告 Interpack 2023(1)

デュッセルドルフで開催されている包装技術の総合展示会「Interpack 2023」を視察してきました。視察・・・包装技術のプロではないので「察」はともかく、とりあえず「視」ではありますが(笑)

思えば、前回は「Interpack 2017」・・・すなわち6年前の開催だったわけです。そして当時は「2020年には、3年に一度の Interpackと、4年に一度の drupaがぶつかる年!一般印刷の市場が厳しくなっていく中で、これからは基本的には GDP比例で伸びていく(であろう)パッケージ印刷が有力だ!」という空気がありました。そしてそれを裏付けるかのように、Interpack 2017では「あの HP」13号館に巨大なブースを構え存在感を誇示していました。

drupa 2016でも1ホールを丸ごと占有していた「あの HP」・・・2020年はどういうことになるんだろう?HPに限らず、並み居る印刷機・デジタルプリント機器のメーカーは 2020年にはどういう予算配分をするんだろう?「従来通り drupa 2020なのか?旗色鮮明にして Interpack 2020に集中するのか?巨額の資金と開発・準備に費やすエネルギーを投じて両方頑張るのか?あるいは資金とエネルギーを半分ずつにして両方に出展して二兎を追うもの・・・になるのか?」・・・そんな野次馬の興味。あるいは当事者の悩みがあったと思われます。

結果として 2020年初頭からコロナが蔓延し、drupaも Interpackもリアル開催は流れてしまったので、その問題は杞憂に終わった・・・というか回避・先送りされたワケです。そして、6年ぶりにリアル開催が実現した Interpack・・・その間、コロナという特殊な状況もあって、一般印刷業界や印刷機器メーカーにもいろいろな変化があったわけですが、「益々厳しくなっていく一般印刷から、これからはパッケージ印刷だ」という基本的な空気は変わっていない中での Interpack 2023のリアル開催です。どういうことになっているのでしょうか?

いきなり Interpack 2023を速報する前に、2017当時の雰囲気をお伝えしたレポートにザっと目を通して頂ければ幸いです。私も、基本的にあの時の流れを期待・想像して今回やってきたのです。

展示会報告 Interpack 2017(1)全般
展示会報告 Interpack 2017(2)HP
展示会報告 Interpack 2017(3)HP以外の出展者

展示会報告 Interpack 2023(2)に続きます

あまり思わせぶりもナニなので、一言だけ書いておきます。今回は富士フイルムが大きな存在感を示していました!単に存在感だけではなく、集客や商談にも成果があったようです。

展示会報告 Interpack 2023(2)に続きます

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