エプソン:F10000昇華型プリンタを拡充

エプソンは、新しい大判昇華型プリンタ「SC-F10000H」を発表しました。このプリンタは、従来の 1.9m幅の「F10000」にプリントヘッドを 2つ追加し、6色印刷を可能にしたものです。

There’s a choice of two inksets for this six-colour Epson SC-F10000H dye sub printer.
この 6色対応のエプソン SC-F10000H昇華型プリンタには、2種類のインクセットが用意されています。

インセットも 2種類から選べます。1つは、CMYKにイエローとピンクの 2つの蛍光色を加えたもので、衣料品やインテリア、販促品、ソフトサイネージなどをターゲットにしています。もう 1つは、CMYKにライトシアンとライトマゼンタを加えたもので、肉眼で見たときの色調の再現性を高めています。ただし、これらのインセットは互換性がないため、ユーザーは最初から使用する色を決めておく必要があります。

それ以外の点では、本機は従来の F10000と同じです。そのため、同じ S3200 PrecisionCoreプリントヘッドを搭載し、1200×1200dpiの解像度を実現しています。エプソンの発表によると、最高で毎時 245平方メートルの速度が出ます。また、F10000と同じハーフトーン、LUT、MicroWeave技術を搭載しています。

エプソンヨーロッパのプロダクトマネージャーである Neil Greenhalgh氏は、「昨年の SC-F10000の導入により、我々は昇華型印刷の分野に新たな基準を打ち立てました。我々の顧客は、迅速なターンアラウンドタイム、安定したパフォーマンス、高品質な出力、そして信頼性を求めています。新しい SC-F10000Hによって、お客様は収益性の高いスポーツウェアやハイファッションアパレル、ホームファニシングやソフトサイネージの市場に製品提供を拡大することができます」と述べています。

SC-F10000Hは、欧州および米国(SC-F10070H)において、2021年 7月より発売されます。エプソンの大判インクジェットプリンタの詳細については、epson.co.ukをご覧ください。

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