紀和化学


昭和29年12月29日、和歌山の地に誕生した当社は、染料・顔料を製造する総合色材メーカーです。

一目瞭然・・・まず動画をご覧ください。昇華転写インクの熱定着時の発煙の差をご覧ください
(1)染料メーカーがつくるインクジェットインク「KIWA-JET」

 

合成染料工業の発祥地である和歌山に誕生した紀和化学工業は、お客様のご要望に応じた染料製品・顔料製品を全世界にお届けしています。

長年培った染料・顔料への豊富な知識と経験を余すことなく結集したインクジェットインクが「KIWA-JET」です。


(2)「KIWA-JET」は染色対象素材に応じて5種類のラインナップ

染色したい素材により使用する染料の種別は決まります。

「KIWA-JET」は種別毎に色相・濃度・各種堅牢性・経時安定性等を考慮してインクジェットインクに最適な染料を選定しています。

インクジェットプリントヘッドメーカー様、インクジェットプリンターメーカー様の開発は日進月歩です。新型インクジェットプリントヘッドや新型インクジェットプリンターに取り残されないよう「KIWA-JET」も日々進化しています。


(3)地球環境にやさしい昇華転写インク

昇華転写インクを使用したポリエステルのインクジェット捺染が広く行われています。皆様に昇華転写インクが支持されている理由は、発色工程が比較的容易なためだと思います。

昇華転写インクでは乾熱により発色を行うため、染色設備の簡素化が可能です。また染色工程において廃液が発生しないことも特長であり、環境にやさしい無水染色法として世界中で注目されています。


(4)お客様にやさしい「KIWA-JET」昇華転写インク

地球環境にやさしいだけではなく、お使いいただくお客様にもやさしいのが「KIWA-JET」昇華転写インクです。

昇華転写インクは、分散染料・分散剤・保湿剤・水で構成されています。これらの中で保湿剤は出射安定性に大きく関与しており、一般的には含有量が高いほど出射安定性は向上します。

保湿剤は室温では蒸発しませんが、発色工程時の加熱により揮散して過去にはお客様の仕事場を汚染したことがありました。

この問題を解決してお客様に安心してお使いいただけるように、出射安定性の確保を最優先課題とした上で、保湿剤の選定と添加量の大幅減量を行いました。


その結果「KIWA-JET」昇華転写インクは、出射安定性を確保したまま保湿剤の揮散を抑えたお客様によりやさしい製品になりました。

(5)「KIWA-JET」昇華転写インクでの染色例
「KIWA-JET」昇華転写インクは、スポーツアパレル、のぼり旗等のポリエステル繊維の染色に多用されています(サッカーユニフォームや星条旗はあくまでもイメージ画像です…)。

染色対象は繊維だけではありません。素材がポリエステルであればフィルム素材への染色も可能です。

赤枠内の染色例は弊社フィルム事業部が製造するインクジェットプリント用フィルムメディアに、「KIWA-JET」昇華転写インクで染色を行ったものです。屋内外での広告等に使用されており、昇華転写インクならではの鮮明な色彩に目を奪われます。


社長メッセージ

昭和29年12月29日、和歌山の地に誕生した当社は、染料・顔料を製造する総合色材メーカーです。当社は顔料用の原材料等を顔料メーカー各社様に供給していることもあり、色材産業全体を陰ながら支えているものと自負しております。

弊社の上市しているデジタルインクは多種にわたっています。特に昇華転写インクは煙が極めて少ないインク、環境にやさしいインクとして高評価を得ています。永年、昇華転写事業を行われていたお客様は、排気ダクトや発色機のフェルトに蓄積するタール状物質に悩まされており、それらがなくなることを切に願っておりました。お客様のお役に立ちたい一心で、私自身が開発したものが当社の煙の極めて少ない昇華転写インクです。

顔が見え、責任がある総合色材メーカーであるからこそ開発できた高品位なインク、それがKIWA-JETです。競合インクに比べ、煙が極めて少なく、転写効率が高く転写時間の短縮にも貢献いたします。KIWA-JETは、次世代のプリントヘッド、次世代のプリンターへの対応するために常に進歩しています。まずはその目で競合インクと比較してください。必ずや皆様の期待にお応え出来ることでしょう。


今回、お客様からのご紹介もあり、大野インクジェットコンサルティング主催のJapan Inkjet Virtual Messe 2020に参加させて頂くこととなりました。今後とも何卒よろしくお願い申しあげます。

紀和化学工業株式会社
代表取締役 前川俊次

こちらの動画も是非!3分ほどの英語ですが「純正インクとの比較」で差がよく分かります
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本社/染料事業部
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〒640-8254 和歌山市南田辺丁33番地

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