MICROJET:formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線

【2020年3月18日更新】

印刷やグラフィックを超えて、バイオ分野や3Dプリンティングなど、インクジェットの最先端の応用分野を追求し続けるマイクロジェット社から、3Dプリンティング分野の最新状況のレポート「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線」が発刊されました。昨年12月に行われた同タイトルのセミナーで配布された、大変充実した資料をベースに更に加筆されたものです。有償セミナーの為、参加報告には資料の全貌をご紹介できませんでしたが、このほど正式に書籍として発刊されましたので、目次全体をアップロードします。

BOOK-3D19_formnext2019報告レポート_備考欄OIJC

なお、画像では細かすぎて見難いと思われますので、上のリンクから pdf(書籍注文書)をダウンロードして詳しくご覧ください。注文書にはFAXでの注文となっていますが、メールでの問い合わせにも対応してくれるものと思います。

内容に関しては、下記に報告したとおりですが、ある3Dプリンターを開発しているメーカーの開発企画部門の方も「自社でも当然調査をしているし、業界団体の報告書も読んでいる。でも、これは全然レベルが違う!」とのコメントでした。コロナ騒ぎで本来なら多忙な期末と思いますが、テレワーク推進や呑み会の減少?(笑)で逆に少し時間の余裕ができたところで、一度3Dプリンティングの世界を纏めて勉強されてはいかがでしょうか?

価格は下記の通りですが、最新版の発行に合わせてバックナンバーがディスカウントされました。formnextは 2015年に始まり、これまで5回開催された訳ですが、例えば最新版と一緒に、半額になった 2017年版を購入して、この2年間の差分をスタディしてみるというのは、成長・変化の大きい市場だけに大変有意義だと思います。また、まだ5回なので 2015年分から全部購入して、各年度の差分を時系列でスタディするのも更に有意義だろうと思います。

【価格】
formnext 2019 報告レポート 定価69,000円 (最新版)
formnext 2018 報告レポート 定価69,000円→48,300円(30%OFF)
formnext 2017 報告レポート 定価69,000円→34,500円(50%OFF)
formnext 2016 報告レポート 定価69,000円→34,500円(50%OFF)
euromold 2015 & formnext 2015 報告レポート 定価68,000円→34,000円(50%OFF)
euromold 2014 報告レポート 定価45,000円→22,500円(50%OFF)

なお、「OIJCの紹介・サイトを見た」という注文に対しては 5,000円の割引が適用されるとのことです。

マイクロジェット社(山口修一社長)によるセミナー「formnext 2019 にみる3Dプリンター最前線」に参加してきました。先般フランクフルトで開催された世界最大の3Dプリンター(Additive Manufacturing)の展示会 formnext2019を視察された山口社長による最新トレンド分析と考察でしたが、これは 3Dプリンティングに関わる人は必聴と思いました。再放送?を期待したいところです!

有償コンファレンスなので、内容詳細に踏み込むことは避けますが(当然のお約束としてご了承下さい)、私自身もFormnextにはでかけて Formnextの一応の概要は承知していますので、私レベルの素人でも承知しているところについては少し触れることにします。

ただ、マイクロジェット山口さんの解説を一度は是非聴かれるといいと思う理由は「Formnextに毎回出張して、単に単年度スポットだけではなく、同じ目でその推移や前年との差分を見ている・感じている」ということ、また第三者的な調査会社視点・業界団体ではなく、ご自身もマイクロジェット社で3Dプリンターの開発・開発支援に関与している当事者視点からの報告・考察であるからです。

左側の画像は、配布資料(及びセミナーそのもの)の章立てです。最初の「Formnextについて」では、2015年の初回から、2019年の今年5回目で、展示スペース、出展社数、来場者数がいずれも4倍に急伸したことがデータが示されます。また展示会がもはや「3Dプリンターの展示会」に留まらず「その関連産業まで」を含む形で拡大発展しつつあることがデータで示されます。

そして、その市場動向が解説されますが、ここで「ざっくり3Dプリンターが伸びている」という見方ではなく、その技術で分類して、それ毎にトレンドを追わないととミスリードされることが語られます。これは「デジタルテキスタイル」を語る際にも全く同じことが言えます。総和として伸びている・・・その段階で終わっては実は何も見えず、少なくとももう一段掘り下げてみること、そしてその技術ごとに「何故?では今後は?」と考察することが重要と語られます。

3.の「formnextに見る11のトピックス」・・・これこそが神髄で、同じ展示会を見て、なにをそこからトピックスとして拾い上げるか?ここに経験値と立ち位置の全てが集約されるのです。ここが有償のポイントなので、ここは公開を避けます。

最後の方で、こういう指摘が出てきます。これは全く、100%同意です!私は3Dプリンティングに関して門外漢に近いのですが、この指摘はほぼあらゆる分野に共通項と感じています。これについてはまた別途、私の思うところも書いて補足をしていきたいと思います。

まだまだこれからの3Dプリンティングで、日本は出遅れていないと思われますか?それは大きな認識違いです。2020秋には Formnext South Asiaが開催されますが、それは日本では無く深圳なのです。日本は、主催者サイドにこういう展示会を開催する場所としての魅力を失ってしまい、また誘致するパワーも失ってしまったように見えます。

余談ですが、私が Japan Inkjet Business Conference 2020を日本で開催する意味は、こういう流れに対する(最後の?)抵抗でもあるのです。

今回のマイクロジェット社のセミナーは、かなり専門家の聴講を想定して募集人数を30人と絞ったようですが、私のような(産業用インクジェットに絡んでいるので、その一分野として勉強しておこうと考えた)レベルの人達にこそお勧めと思います。この分野をかなり長く追求してきたマイクロジェット社なので、勿論専門家のニーズには十分に応えられますが、「断片的に収集してきた3Dプリンティングの知識を一度ここらで体系的に整理しておきたい」という「素人以上、専門家未満」の人にこそ是非!と思う次第です。

あれほどの内容を、30人規模のセミナー一回限りで終わらせるのはあまりに勿体ないので、少なくとも再放送?再度開催をお願いしたいと思います。

最低催行人数はあると思いますので、人数が纏まればお願いできる可能性はあるかも思います。お問い合わせ・お願いはマイクロジェット社に直接、あるいはこのサイトのお問い合わせフォームから頂ければ先方にお伝えします。

【おまけ】

山口さんが運営されていいる「(株)3Dプリンター総研」では、毎日3Dプリンティングの情報を発信しています。毎日(365日)発信するというのは、私もこういうウェブを運営していて如何に大変なことかは十分に分かります。

私のウェブのメインコンテンツのひとつは英国人ジャーナリスト Nessan Clearyの英文記事を Google翻訳+若干の修正をして原則として週一ペースで発信していますが、その理由は日本人が自発的にはなかなか英語のサイトにアクセスしないからなのです。

山口さんも恐らく同じ思いはあるのでしょう。世界から情報を集めてセカプリというサイトで、日本語で情報を「毎日」発信しています。こちらにリンクがあります。是非ブックマークして「毎日」情報をアップデートください。

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