- 2018-2-11
- Nessan Cleary 記事紹介
富士フイルムは、ロールツーロールプリンタ用に設計された新しいワイドフォーマットプリンタAcuity LED 1600Rを発表しました。既存のAcuity LED 1600 IIハイブリッドモデルの廉価・代替版と見えます(■大野註:新製品はハイブリッド機ではなく、ロール専用機)
これは、ロールメディア用に設計されたUVインクであるUvijet RLという新しいインクを搭載しています。これは、CMYKとCMYKとライトシアンとライトマゼンタがあります。オプションで白インクがあり、今年後半には透明インクも追加されます。当然のことながら、このインクは、英国Kent州のBroadstairsにある富士フイルムのSpecialty Ink Systems部門で製造されます。
プリンタ自体にはFujifilm Dimatix Qクラスのプリントヘッドが使用されています。 1600Rは4色印刷用に最適化されているとされていますが、フルインクセットを搭載できるように4チャネルから8チャンネルにアップグレードするオプションがあります。それ以外は、1600 IIハイブリッドと同様の仕様を有しているようで、最大速度は33平方メートル/時間です。熱に弱いロールメディアを扱うことができる高密度モードを備えており、バックリットフィルムやウインドウ装飾シールに適しています。
「Fujifilm Graphic Systems Europeの Sign&Display のセグメントマネージャーであるTudor Morganは、「富士フイルムは、Acuity LED 1600、Acuity LED 1600 IIによって強力な事業基盤を確立しました。この成功をベースに、Acuity LED 1600R と同等の堅牢性を備え、低コストのモデルを発売します。これによって、Acuity LED 1600 II が好評判を獲得した優れたパフォーマンスを損なうことなく、高品質で大判のディスプレイを作成するプリント業者に大きな投資機会を提供します。
このマシンはフランスのリヨンで開催される C!Print 展示会で発売開始されます。