- 2026-1-15
- Nessan Cleary 記事紹介
2026年1月12日
コニカミノルタは、同社が開発したセンシング技術に基づき、廃プラスチックから再生プラスチック樹脂材料を製造する方法を開発した MJマテリアルテクノロジーとの提携の詳細を明らかにした。
廃プラスチックを原料として利用する根本的な問題は、その品質が非常にばらつくことだ。これにより製造業者は高品位の廃プラスチックを購入せざるを得ないが、それでも欠陥や部品故障が発生する可能性がある。この問題に対処するため、コニカミノルタは独自のセンシング技術と AI技術を開発し、原料を選別し、それらの材料の最適な配合を決定する。
この技術は、MJマテリアルテクノロジー社のマレーシア・クアラルンプールにある新生産拠点に導入される予定だ。同社は MJマテリアルと称しているが、これは日本の明文産業株式会社(註1)の子会社であり、名称が非常に似ている中国の MJマテリアルズ・テクノロジーとは別会社である。明文産業は 2007年に日本の豊橋市で設立され、インドネシアとマレーシアに工場を建設している。主力事業は、最先端のリサイクル技術とポリマー技術、自動選別技術を組み合わせた再生プラスチック材料の開発・生産である。この事業は2つの子会社に分かれているようだ。MMAケミカル SDN BHDが化学的リサイクルを、MJマテリアルテクノロジー SDN BHDが機械的リサイクルを担当し、両社ともマレーシアに複数の工場を所有している。
明文産業株式会社(註1):こちらのサイトを検索するとセキュリティソフトによって「危険なサイト(フィッシングなどのリスクあり)と判定されてアクセスできません
MJマテリアルの最新工場は 2026年春に操業開始予定で、敷地面積は約 51,000平方メートル、年間生産量は約 75,000トンを見込んでいる。MJマテリアルはコニカミノルタに技術使用料を支払うが、正確な金額は顧客からの収益に応じて決定される。
MJマテリアルのウェン・ウェンビン社長は次のように述べた。「この技術と当社の確立された製造哲学を組み合わせることで、再生プラスチック材料の価値を高め、その応用範囲を広げ、清潔で廃棄物のない社会の実現に貢献できると確信している」
コニカミノルタはまた、独自の AI最適化モデルを活用し、各部品に最適化された成形条件を提案する。これにより、成形が困難な部品であっても、低コストでの量産が可能となる見込みだ。
コニカミノルタの副社長で、デジタルワークプレイス・プロフェッショナルプリント事業部門の製造・調達統括部長である鎌田隆司は次のように述べた。「こうした課題に対応する技術とソリューションにより、各顧客に最適化された再生プラスチック材料を提供する。再生プラスチック材料を通じて、顧客の課題解決と事業拡大により、持続可能な社会の実現に貢献していく」
コニカミノルタは 2014年、MJマテリアルが設立された年より、再生材料の製造で同社と協業している。両社はそれぞれの技術を活用した再生プラスチック材料を共同で販売してきた。またコニカミノルタ自身も、2012年より自社の複合機(MFP)に再生プラスチック材料を使用している。
両社の詳細情報は konicaminolta.comおよび meibun.jpで確認できる。
なおこちらにコニカミノルタによるプレゼン資料が公開されています




























