三十年前のドイツ(18):東独の国営テレビ番組 Unser Sandmännchen

ドイツでは(でも)子供が寝る前にお話を聞かせてあげるのは伝統です。この番組は英語に訳せば「われらの砂男(砂の小人)」というようなことになりますが、子供たちが寝る前に観る番組で、これを観ると「おやすみ」の時間というお約束になっていました。Sandmännchenが砂を撒くと眠くなるという設定です。

元々の製作者が東独のテレビ映画製作企業(DFF:Deutsche Fernsehfilm)から西ベルリンの放送局(SFB:Sender Freies Berlin)に移り、東独では別の人が引き継いだため、東西で同じテーマの番組がありましたが、東独のもののほうが可愛くて人気が有ったようです。

歌詞付きのテーマ曲です。

これはベルリンの壁崩壊後(東西ドイツ統一前)のイントロ部分です。

これは1962年のもので、まだモノクロです。

こちらは西独のもので、Sandmannの顔が東独のものほど可愛くないのが分かります。

三十年前のドイツ(19):西独の子供向けテレビ番組 Die Sendung mit der Mausに続きます。

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