- 2019-3-7
- イベント参加報告
「明日に続きます…多分(今夜の宴会でダウンしなければ(笑))」…と書きましたが、予感が的中してアップが遅れました。2日目は午前中に APPPEXPOを視察、午後からは蘇州昆山の花橋国際博覧中心で開催されている DPES(Sign Expo China) 「第二届花桥国际泛印及广告标识展」を覗いてみました。中国展示会産業の裏事情を垣間見た気がします。
私が観に行った3月6日午後は閑散としていましたが、APPPEXPOが3月5~8日に対して、DPESは3日~7日、つまり3・4日はこちらがかなり集客したようですが、APPPEXPOが始まった5日以降はこちらは閑散としているということです。
でも何故こんなことになったのか?似たような展示会を車で40分くらいの距離の会場でダブルで開催するのか?実は、私も知らなかったのですが、この DPESは今回が2回目・・・ということは昨年もやっていたのです。昨年からなにやら動きがあったということになります。
DPESのみに出展していた大手の ALLWINの陳社長とそのスタッフに事情を訊いてみたところ「APPPEXPOの主催者が、出展者の要望をきいてくれない」「一部の出展者を優遇する」「スペース代が高い」・・・などの不満が、優遇されないと感じた一部の出展者の間にくすぶり、こちらのみに出展したとことです。APPPEXPOに出展している大手も、一応申し訳程度にこちらにも出展しています。こちらのスペース代は APPPEXPOの十分の一だそうです。
また、海外からの顧客やディーラーには虹橋空港や虹橋駅に近い「国家会展中心」で開催される APPPEXPOの方が便利ですが、中国国内市場中心のメーカーにはそこから40分くらいなら、こちらでもいいということです。両会場間にはシャトルバスが運行されています。タクシーでも150元程度です。まあ、間抜けな私たち一行は480元とボラレてしまいましたが(笑)
展示会が発展してくるとスペース代が高くなり、出展者に不満が溜まるというのは、ここだけでなく、他にもあります。かつて杭州と東莞で同じようなことが起こり、FESPAでも出展料が高いことを理由として DURSTは出展をやめて自社でのプライベートショーに切り替えました。
さて、来年はどういうことになっているのでしょうか?