誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(74)★★★ グラァボウ Grabow -4-

★★★ グラァボウ Grabow -3- からの続きです

Markt Strasseを直角に折れて Grosse Strasseを歩きます。210m 3分ほどの距離ですが、行きつく先は Pferdemarktという名前が付いています。多分昔は「馬」を売買する市場だったのでしょう。

お!いきなり興味深いものが!Konsum:Konsum [‘kɔnzʊm] はドイツ民主共和国の消費者協同組合のブランド名であり、現在も残っている協同組合とその中央組織によって使用されている。 ドイツ西部の連邦州には、(伝統的に)コンズーム協同組合として組織されたコンズームショップが数多くあった。 ほとんどの場合、それらは 1970年代に co op AGに統合されたが、「コンズームに行く」という表現は日常語に残っている。 商品の消費または消費を意味する言葉とは対照的に、ここでは「o」が強調され、短い「u」がついている(発音はKónnsumm)。

旧東独時代の店舗のシンボルがそのまま残っている(残している)ようですね。本来は食料品が主体だったと思いますが、今は衣料品の店のようです。

上の出窓のようなところに「1727」という年号が見えます。1727年に建てられたものが保存されているということでしょう。旧東独時代を生き延びた・・・奇跡ですね!

こういう形式の「出っ張り」はクレーンで、滑車が付いたワイヤーで下から物資を吊り上げて上階のストックルームに運び込むというモノです。ここにも 1727年という年号が書いてあります。300年前・・・凄い!よく見ると、この通りの突き当りの家にもプレーンがついてますね。それとこの並びの5軒先の建物はファッハヴェルクではないようです。何でしょう?・・・次項の伏線です。

ない、この建物にもクレーンが付いています。何故でしょうか?

ブロンズ像があります。左手の人物はウィッグを付けた高貴な身分っぽいです。右手の人物の身分は分かりませんが、その後方に穀物を入れるザックのようなものが3つあります。下には水車小屋についている水車が4つ並んでいます。

「1717年6月17日、カール・レオポルト公爵とハルトヴィヒ・ボルブリュッゲが、グラボーの製粉所の借地契約を結ぶ」・・・とあります。ほうほう・・・どういうことだろう?次項への伏線です(笑)

★★★ グラァボウ Grabow -5- に続きます

関連記事

ページ上部へ戻る