ソリマール(Solimar):ワークフローソフトウェアをアップデート

2024年8月15日

ソリマール(Solimar)は、ワークフローソフトウェア「Print Director Enterprise」のバージョン9.3をリリースした。これは、異なる制作システムが中央サーバーを介して通信できるように設計されたモジュール群である。これにより、印刷システムを他のシステムと統合したり、PDF以外のデータをPDFジョブに変換したりすることができる。

これは、ベースシステムと、他のシステムとの接続用または各種データの印刷ストリームへの変換用など、さまざまなモジュールで構成されている。これにより、特定の印刷デバイスをターゲットにすることができる。JDF出力モジュールは、Canon Prismaおよび HP Eliteコントローラの独自機能をサポートするようになった。

Solimarは ReadyPDFモジュールを改良し、最適化機能により、さまざまな PDF/A標準に準拠した出力を生成できるようになった。さらに、新しい検証モードにより、特別な処理が必要な問題のあるPDFファイルを特定し、トラップし、再ルーティングすることができる。

ReadyPDFモジュールには、印刷前に複雑な PDFページを部分的に全ページラスタにレンダリングする新しい条件付きページラスタ機能が追加された。この機能により、ユーザーは、ターゲットプリンタでサポートされていない可能性のある修正済みコンテンツを作成することができる。

さらに、ユーザーは、PDF Interpreterを使用してドキュメントをラスタライズする際に使用するICCカラープロファイルを選択できるようになった。これにより、より優れたカラー出力が可能になる。

キューマネージャーに、システム全体およびアプリケーション固有の非アクティブ期間をより詳細に制御するための新しいオプションが追加された。また、IT管理が時折余分なイベントログを記録してしまうリスクを低減するために、Windowsイベントログメッセージを抑制するオプションも追加された。当然ながら、この最新バージョンは Windows Server 2022およびWindows 11にも対応している。

ソリマー・システムズの最高体験責任者(CXO)であるメアリー・アン・ローワン氏は次のようにコメントしている。「SPDE 9.3は、印刷制作業界に最先端のソリューションを提供するという当社の継続的な取り組みを示すものです。色再現性の向上、PDF処理機能の拡張、パフォーマンス機能の改善により、このリリースはお客様のインテリジェントな自動ワークフローに多大な利益をもたらすものと確信しています」

Print Director Enterpriseの詳細については、solimarsystems.comをご覧ください。

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