- 2023-1-25
- Nessan Cleary 記事紹介
2023年1月24日
アメリカの大手小売・企業のアワードアイテム(トロフィーなど)のメーカーである O.C. Tanner社は、ユタ州ソルトレイクシティの本社に Kongsberg X24 Edgeデジタルカッティングソリューションを導入し、賞品製品の製造だけでなくパッケージングの内製化も実現しました。
Obert Tanner氏によって設立された同社は、米国、カナダ、インド、オーストラリアにオフィスを構えています。主な事業は、職場表彰制度の運営で、企業が従業員の功績を認め、大切な従業員を確保するのに役立っています。
O.C. Tanner社のパッケージングエンジニアである Daryl Leiser氏は、次のように説明しています。「私たちは、世界180カ国以上のさまざまな業界の 3,000社以上のお客様に、社員表彰サービスや賞品を提供していますが、その中にはカスタムパッケージを必要とするものも少なくありません。以前は、パッケージを大量に発注し、カスタムボックスやインサートを手作業で作っていましたが、これは時間がかかり非効率的でした。コストとリードタイムが増加するにつれ、私たちはこの課題と、製品の品質をよりコントロールしたいという私たち自身の願望を比較検討し、独自のパッケージング部門を設立することを選択しました」と述べています。
さらに、「現在では、カスタムパッケージングやインサートが必要なときに、必要な分だけ作ることができ、また、デザイナーがアイデアを実現し、新しい賞のためのサンプルを作ることができるようになりました」と付け加えています。
Kongsberg PCS Territory Sales Managerの Connie Adamsは「この機械には MultiCUTフライスユニットが搭載されており、1kWのフライス出力と最高 45,000rpmの回転数でフライス加工、輪郭加工、ルーティング、ドリル加工、彫刻を行うことができます。ベベルナイフツールは、Vノッチングやシングルスルーカット用に45°の斜めカットを可能にし、コルゲートクリースツールは、ミシン目のない完璧で明確なクリースラインを実現します」 と述べています。
Leiserは続けます。「紙、コルク、プラスチックのカッティングが可能になりました。パッケージングをカスタマイズできるようになったことで、大幅なコスト削減が可能になり、より持続可能なパッケージを使用できるようになり、その結果、顧客満足度も向上しました。」
Leiser氏によると、OC Tanner社は Kongsbergテーブルをサンプルやカスタムボックスの作成だけでなく、生産にも使用しているとのことです。また、「1日の半分は生産、残りの半分はサンプルの作成と新製品のテストです。」
Leiserはこう締めくくりました。「X Edgeのおかげで社内での生産が容易になり、カスタマイズ可能なパッケージを低コストで提供できるようになったので、O.C. Tannerの他のチームにもメリットがあります。現在、当社のパッケージングチームは非常に小規模ですが、来年中に成長させたいと考えています。Kongsberg PCSの高いレベルのカスタマーサービスに惹かれ、同社と仕事をすることに決めました。」
この会社の詳細は octanner.comから、カッティングテーブルの詳細は kongsbergsystems.comからご覧になれます。