JITF2022:来場者からのフィードバック

先般実施しました「来場者からのフィードバック」を纏めました。

103名の方から回答頂き、多くのポジティブな感想を頂き、主催してよかった・また次回も頑張ろうという想いを強くしました。また、要改善点のご指摘も大変有難かったです。すべて実現することは難しい面もありますが、出来るだけ次回に反映させて、よりよいイベントにしていこうと思います。

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1.全般的な評価

選択肢としては「3.それほど良くなかった。4.期待外れだった」もあったのですが、結果としては1と2だけで、特に1が多かったです。

まずは好印象を持って頂けたようで安心しました。

2.良かった点(代表的なご意見)

★ 講演を聞いてからのブースでの説明が聞けたので、内容が良く理解できた。業界横断した幅広い企業の方が参加されていたので、大変勉強になった。改善要望点として聞きたい講演が重複していたので、複数回実施いただけるとありがたいと思いました。
★ なんと言っても、ネットワーキングレセプション(それが最大の狙いですby大野)
★ 差し障りのない展示や無難な発表でなく、比較的オープンな雰囲気がよかったと思いました。主催者の人徳でしょうか。((笑)by大野)

★ 出展会社の対応がオープンスタンスで非常に良かった。通常の展示会より、きちんと対応できる方が説明していました。会社の責任者(社長様等)もブースで対応しており、本当にこのような機会が得られたことは素晴らしいです。
★ ネットワーキングの価値が素晴らしい。セミナーは分野をまとめて、同時開催セミナーと分野が被らないようにして欲しい。TheIJCのように注目セミナー時は大会場でオーディエンスを分散させない仕組みが欲しい。
★ 日本で産業インクジェットの技術を展示し合い、将来の可能性についてコミュニケーションをとる場は他にございません。日本の閉鎖性を打破し、業界全体の活性化に繋がる場をご提供いただき大変感謝しております。ご出席の方々と会話する中で、競合他社やパートナー企業と競争、協創しながら社会に貢献するための技術・事業を創っていきたいと改めて決意を持ちました。

★ 大きなブースの展示会よりも出展者との距離が近く、細かい質問に対し新説に説明してもらえた。
★ 冷やかしがいなく、多くの人たちがインクジェット関連の研究開発やビジネスに関われている方々の集まりなので、とても濃密な会話ができ、且つ各種セミナーも幅広く、充実の二日間でした。 One moreとして、セミナー間のバッファがあまりないので、各社展示ブースで会話できる時間が限られていたのが少々残念でした。
★ あくまで希望ですが、パワーポイント間に小休憩(移動時間)を設けて頂きたいと感じました。

3.会場に関して(代表的なご意見)

✕ 講演会場が狭かったこと(Track Bの最初,Track C)と,展示会場が狭かったことは改善の余地があると思います.
✕ 通路が狭かったです。ホワイエなど広い場所があると個別の話がし易かったと思います。
✕ 一次的に休憩する場所が欲しかった

✕ 会場の広さがちょうどよかった。講演が始まるときに会場にアナウンスされるとベター。
✕ 自動販売機の飲み物の大半が売り切れ、途中の補充がかなった。それ以外は大きな問題はない
✕ 大きい部屋では後席からスライドが小さく見づらかったので、会場でZoom等のURLを配布し、持参ノートPC等で資料を手元で見られれば、より理解が深まると思います。

◯ 展示会会場は狭かったが、講演会会場は適当な大きさだった。清潔だったのも良かった。
◯ 最寄りの市ヶ谷駅から近い点が良かったです。
◯ 大きさとしてちょうど良い大きさだった。会議室とブースエリアが近いことが良かった。

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賛否両論ですね。事前に会場を何度か下見した際には、展示場の大ホールはガランとして「本当にここを予約して大丈夫か?埋まるのか?」とドキドキものでした。が、テーブルとバックパネルが設置されて出展者の方が入ると意外と「ちゃんと埋まった感」がありました。確かに、もう少しゆったり感と、座って打ち合わせなどが出来るテーブルスペースなどがあった方がいいかもと思いますね。

ロケーションは山手線の内側、市ヶ谷駅から至近というのは好評でした。

4.テーブルトップ展示に関して(代表的なご意見)

✕ 狭かったと思います.1社あたりの面積も小さかったようです.
✕ スペース(通路)が、狭く感じた
✕ もう少し展示スペースはあった方がより多くの部材や実機を見れるのかなと思いました

◯ 各ブースが小さいと案外、展示者と話しやすく、見忘れもなく良かった。
◯ あれ以上大きなスペースだと準備や搬入出が大変なので、良いと思います。コーヒーブレイクの時は、狭いと思いました。
◯ スペースを生かした展示だと思いました。講演者がいるタイミングで名刺交換ができたので、講演だけよりもありがたかった。
◯ 展示会場が大きくないから、1つずつをじっくり見ることができ、話もゆっくりすることができた。

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4.と重複しますが、賛否両論ではありますね。場所が狭いという感触をお持ちの方へ:代替案を是非ご紹介ください。次回は広めの方向で検討したいと思います。

5.講演会に関して(代表的なご意見)

✕ 聴講したいセッションが重複し、参加できないコマがあった。予稿集など救済措置が欲しい。
✕ 質問者にもマイクが必要と思います.
✕ 会社次第ではありますが、会社説明、会社の方針といったIJとは関係のない内容がほとんどの発表が何社かあった。できれば技術や今後の展開にフォーカスしたプレゼンにしてほしい。

✕ 講演のない時間帯があればよい
✕ 私の英語スキルが未熟な部分が多いですが、Quanticaの方がドイツ語訛りが入っているのか英語を聞き取りづらかった。会場を見ても、聞き取れている人も一部の方のみだったと思います(ジョークを言っていてもすぐに反応して笑っている方が少ない印象)。同時通訳があると分かりやすくなると思います。英語発表の方のスライドの文字が小さく、読み取れないことも感じました。

◯ 講演時間40分がちょうどいいと感じた。
◯ 中には何を言いたいのかな?というレベルの発表もありましたが総じて不満はありませんでした。インテグレーターさんの講演をもっとたくさん伺いたかったと思います。
◯ 展示の補足として聞くこと、また展示物をまた見たくなるような良いものであった

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計算してみてください。TheIJCや IPIと同じ形式で、全出展者に公平にプレゼン時間を与えると、例えば 30分/社x40社=延べ1,200分となります。が、30分では質疑時間が窮屈・・・という声も多く 40分/社としたので 延べ1,600分2日間のイベントなので、3トラックとして平均すると約 540分/トラック・2日間となります。2日目は少し早めに切り上げるので、初日 360分/トラック・2日目 180分/トラックとなります。あれで結構ギリギリなのです。

3トラックは多すぎる・休憩時間(講演のない時間)を増やしてほしい・・・というご意見をお持ちの方は、このパラメーター「40分/社・講演時間・トラック数・講演のない時間」をどうすれば、より理想に近づくかのアイデアを是非お寄せください。

6.ネットワークレセプションに関して(代表的なご意見)

✕ 食べ物が少し少なかったです。あともう少し交流が進むように、テーブル入れ替え制みたいな仕組みがあると面白いかなと思いました。
✕ 食べ物が少なかったように思います。人数に対して半分も無かったのでは?価格からすると仕方がないのか。
✕ 一定時間は運営側で決めたグループ(固定)で対談できる時間帯もあってもいいと思いました。(シャイな方は孤立しやすい、特定同士の人たちが集まりがち)

✕ 気になる点は、皆さん、会場で用意したビニール手袋をせずバイキング料理をとっていました。クルーズ船の二の舞にならなければよいと思いました
✕ ドリンクカウンターをもう1つ増やして欲しいです。
✕ 歳のせいか、お顔を中々覚えられず、できれば、ネームカードは大きくして頂けると助かります。

◯ 初対面の方々とも打ち解けることが出来て非常に良かった。料理やお酒にも大変満足しました。
◯ 色々な立場、ジャンルの方とご挨拶、対話することができ大変感謝しております。対話に夢中でしたので、食事はあまり取りませんでしたので、軽食とアルコールでも十分有意義な場になると思います。
◯ 大変満足しています。講演者のマイクパフォーマンスがあってもよかった。
◯ 名刺が切れてしまうくらい、活発なコミュニケーションができた場でよかったです。

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原価を公開します。ケータリングは「飲み物 2,000円/人+食べ物 4,000円*0.8/人=5,200円/人(10%消費税)=5,720円(税込)」、250人分の総額で 1,430,000円(税込)のコストがかかっています。早割で申し込まれた方は 5,000円(+消費税)なので、大野サイドの持ち出しです。通常料金 7,000円(+消費税)でほんの少し利益がでます。

大野は立食パーティではもっぱら呑んで人と話すので、食事で元を取った記憶がありません(笑)ということで食事は定員の8掛けとしました。実際の参加人数は駆け込み参加(一応お断りはしていましたが)があったので、食事は少なめに感じられたかもしれません。

定員 250人の内訳は 出展社枠 2人/社x40社(80人)+会員企業枠 35人+スポンサー枠 10人+プレス招待 5人+スタッフ枠 15人+VIPなど招待枠 35人+一般参加枠 70人です。プレス・スタッフ・VIP招待は無償なので懇親会の部門別採算(笑)は赤字です・・・経営者失格か?でも、私としてはこれこそがコアヴァリューだと思っていますので、出来るだけ多くの方にそれを体感して頂きたく、全体で帳尻が合えばと考えた次第です。

7.レセプション参加の感想や価格に関して

まあ、概ね妥当な、あるいは安めの価格設定だと受け取って頂いたようです。私としては、今回は「まずはこういうイベントの必要性・参加することの意味」を体感して頂きたく、出来る限りか多くの皆さんに参加して頂くために、かなりのリスクを取って低価格設定としました。前述のように、レセプション付きの早割は持ち出しですし、一般来場の 3,000円も、出展社社員は 2,000円(2日目だけなら 1,000円)とした次第です。

これで「高い・高過ぎる」と感じられた方は、事前登録で実質無料になるビッグサイトなどの大規模展示会に慣れ過ぎた方なのでしょう。

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原価を公開します。今回の費用総額は約 5,100,000円(税込)、レセプションのケータリングが 1,430,000円(税込)、場所・設備・諸アイテム費用・コーヒー代が 3,670,000円です。これを8月末の段階で契約し、コロナの関係もあって実質的にキャンセルは不可能で、その時点でその額の債務を個人で負ったことになります。今回、一般入場料・出展費用(会員企業は半額)では実質的には赤字で、スポンサー(非出展のスポンサーもあります)にサポート頂いて、漸くそれを埋めることができた・・・という状況です。スポンサー各社には本当に感謝しております。

今回は、出来るだけ低価格にして、まずはこういうイベントを体感して頂きたい・・・と考えた次第ですが、それでも無償にはしませんでした。ビッグサイトの大方のイベントのように「実質無料」とすると、来場者数は増えるかもしれませんが、「冷やかし」「暇つぶし」の展示会漫遊族を増やすだけです。そことは一線を画したかったのです。

8.次回の開催時期の希望は?

★ いつでも良いです。特に無し。
★ 10~11月希望。気候が良いのと12月になると忙しいため。
★ IGASの数日前という日程であったので、外出週間のような日程となり外出申請が通りやすかったです。来年はIGASないですが、似たようなイベントの前後にすることで来場者が参加しやすくなると思います。
★ 季節も良いですし、毎年今回の時期が良いと思います。そうすれば習慣的になります。
★ 年度末などを避けてもらえれば特に希望は無し。あえてあげれば東京での他のイベントの前後にくっつけてくれると助かります。

★ テーマに広がりを感じます。春季に従来の産業用、秋季に工業応用などに分けて頂けたら2日間でも集中できそうです。拡大期のラベル・パッケージ、捺染に関するテーマと工業用途みたいなこれから皆で力を合わせて取組む必要があるテーマに分けたらどうでしょうか?
勿論秋季フェアの前半と後半でもいいと思います。11月或いは12月。
★ 秋で良いと思いますが,他の展示会,学会との重複は避けていただきたく.

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秋がよさそうですね。また、テーマを分けて年2回開催というアイデアは傾聴に値すると思います。どなたか、分担しませんか?運営のノウハウはシェアしますよ(笑)

9.その他の自由記述

★ Drupaのような大きな展示会の中で行うなど、インクジェットに馴染みがない企業に知ってもらえる機会にするとさらにいいです。ビッグサイトの展示会の中で、インクジェット技術総合展など1ホール規模でやれると素晴らしいです。ディスプレイ産業では米国SIDというイベントが毎年あって、そこでは論文発表と展示会が一緒に行われます。
★ 各社惜しみなく技術を披露してくれており大変有意義でした。強いてあげるとインク、ヘッド、ソフト、ハードは充実しておりましたが基材(メディア)もあった方が良いかと感じました。とはいうもののインクジェットは印刷方式という広義のためどの分野の基材??となると思われるのでどうすればよいのかは正直わかりません。全体的には大変満足しております。

★ 本当にすばらい企画でした。2020年 1月のコンファレンスも出席しましたが、今回の企画のほうが、自由度が高く、また、多くの会社とコミュニケーションがとれてよかったです。この企画が世界規模に拡大された場合、本当に何が起こるのか、ワクワクします。今後もOIJC日本初、日本企画、日本開催で行われることを期待します。
★ 今回イベント開催頂きありがとうございました。普段の別のイベントよりも時間を取ってゆっくりと濃い話ができたと感じております。全体では少数かも知れませんが、遠方からの参加者向けや大荷物抱えている人向けのクロークがあると便利だと思いました。今回はビル1Fのコインロッカーがありましたし、会場施設にそういう所があれば問題ないので、大きな話ではないのですが、ご参考まで。 (私は当日AM移動で会場入りしたため、キャリーカートを転がして来ていました。また椅子置き場かどこかを使ってOKとの話を受付で伺いましたが、流石に申し訳なかったのでコインロッカーを使用しました)

★ 当社としてはまだ情報交換の場をうまく活用できる経験値が無い状態です。もしかしたら日本の企業全体に言えることかもしれません。どういった考え、あるいはスタンスで臨むのが当社にとって良いことなのか?少なくとも会社から出るなとは言われていなので、今回にJITFへの参加は考えさせられる良い機会になりました。継続的に開催されることを望みます。
★ 出展費は知りませんが、今回の参加費はとても有り難かったです。今後は良さが周知されたと思いますので、もう少し高くても良いとは思いますが。
★ 業界のすべての会社が参加するように初回出展料無料とか、無料招待券とかで、参加者を増やして、増えたところでがっちり課金する作戦とかはいかがでしょうか?

★ Trackは二つ程度に抑えて欲しいと思います.聴講したい講演が重なってしまい,困りました.・交流会の食事・飲み物がいまいちだったかも.参加費を上げても良いので,質・量のアップグレードがあると良いと思います.・コーヒーの提供頻度がもう少し多くても良かったと思います.・展示会場のスペースがもう少し広いと,参加者間の議論がしやすかったと思います.(これを書かれた方:ご指摘感謝します。ここまでの大野のコメントをお読みいただき、是非建設的・具体的な代替案をご提案ください。首相レベルの「聞く力」・・・に加えて「実行力」はある方だと思っております(笑)}

概ね好意的なコメントと、改善点のご指摘・建設的ご提案に改めて感謝致します。来年も開催しようと思いますので、予算取っておいてくださいね・・・ちょっと多めに(笑)

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