誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(49):★★★ザールフェルト Saalfeld/Saale -2-

★★★ザールフェルト Saalfeld/Saale -1- からの続きです

ザールフェルトの駅は旧市街から見れば「川向う」・・・ザーレ川の向こう側にあります。これは 1871年に Geraと Saalfeld間に鉄道が開通した時にできたのですが、当初から将来ここを重要な結節点(Knotenpunkt)として構想していたため、未開発だった川向うの広大な敷地を当てがったことによります。

航空写真で城壁が有ったと思しき楕円形で囲まれた旧市街が確認できます。中心のマルクト広場までは駅から 1km足らず・・・まあ、徒歩で行く距離ですね。実際には、私はその倍の距離を歩き、旧市街を遥かに超えて地図の左端まで行きました。実はここには私がどうしても見たかった建物があるのです。

↑↑ 私のお目当ては巨大な建物です。さて?

訪問したのは 2022年 5月 24日・・・2月 24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻によって、多くのウクライナ人が近隣諸国に避難民として流入していた時期です。ここに限らず、鉄道の各駅にはウクライナ語の案内ポスターがあちこちに貼られていました。ドイツも積極的に受け入れを表明し、数十万人のウクライナ人の一時滞在をビザなしで許可していました。鉄道利用もウクライナ人には無料パスが配布されていたと思います。

これは Saalfeld駅のトイレで見かけたもので、本来は掃除機用の電源ソケットですが、ここで携帯を充電してもいいよという配慮だと思われます。

これを書いている 8月 18日時点でも戦争はまだ終わる気配がありません。

★★★ザールフェルト Saalfeld/Saale -3- に続きます

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