- 2022-7-1
- Nessan Cleary 記事紹介
米ゼロックス社の副会長兼最高経営責任者（the Vice Chairman and Chief Executive Officer of Xerox）であるジョン・ビセンティン氏が、進行中の病気の合併症により、火曜日に急逝されました。
ゼロックス社CEOのジョン・ビセンチン氏（John Visentin）
ゼロックス取締役会会長のジェームズ・ネルソンは、「2018年5月に入社して以来、ジョンはゼロックスを前進させました。イノベーションのチャンピオンとして、プリントとサービスのプロバイダーとしてのゼロックスの遺産を受け入れて強化し、デジタルと ITサービス、金融サービス、破壊的技術へと会社の専門性と提供するものを広げる変革の旅に乗り出しました。ジョンの事業と顧客、パートナー、従業員に対する意欲、エネルギー、コミットメントが失われることは、非常に残念です。」と述べています。
当面は、2018年からゼロックスの社長兼最高業務責任者であるスティーブ・バンドローザックが暫定 CEOを務めます。
ヴィセンティンは、投資家カール・アイカーンとの会社の将来をめぐる長引く争いの末、前 CEOジェフ・ジェイコブソンが退任した後、2018年 5月に CEOに就任しました。HPやベンチャーキャピタルの Apollo Global Managementで役員を務めた経歴を持つ Visentin氏は、ゼロックス入社前に Icahn Enterprisesのシニアコンサルタントを務めた経験がああります。
彼は、富士フイルムとの合併に伴う諸問題を解決するのが最初の仕事でした。最終的には富士ゼロックスの事業から完全に撤退し、その後、HPの買収に乗り出し、失敗に終わりました。その後、彼はゼロックスを変革し、組織の多くを合理化し、3Dプリンティングへの移行を含む新製品の開発を監督しました。これは、まだまだ進行中のことですが、ゼロックスがヴィセンチンに代わる後任を見つけるのは非常に難しいというのは、公正な評価だと思います。
バンドローザックは、次のように語っています。「ジョンのビジョンは明確であり、ゼロックスチームは、株主、顧客、パートナーへの約束を果たすだけでなく、ジョンの遺志を継いで、それを実現していきます」。
