誰も知らないドイツの町 Unbekannte deutsche Städte(36):★★★ルードヴィッヒスルスト Ludwigslust -1-

メクレンブルク=フォアポンメルン州(Mecklenburg-Vorpommern)の町「ルードヴィッヒスルスト(Ludwigslust)」をご紹介します。そのまま英訳すると「Ludwig’s pleasure」くらいなところでしょうか。和訳すれば「ルードヴィッヒのお愉しみ」?ドイツ語のファーストネーム(Vorname)+名詞という地名は他にも Wilhelmshaven、Karlsruhe、Friedrichsruhなど幾つかありますが、一般的なファーストネームでも地名になるくらいなので、そこそこ有力者の名前であろうことが想像されます。Wilhelmshaven、Karlsruheなどはかなり知られた町であるのに対し、今回のルードヴィッヒスルスト(Ludwigslust)の非知名度は「知る人ぞ知る」レベルではないでしょうか?人口も 1万人そこそこの小さい町なので★★★としておきます。

Wappen Lage Data

前回ご紹介したメクレンブルク=フォアポンメルン州の州都シュヴェリンの南約 40kmあたりに位置しており、車で走るとアウトバーンでも、下道を通っても約 30分ちょっとのところです。この下道は地図で見ると定規で引いたような直線で、古くから自然に出来た道ではなく、なんらか人為的に意図して作られた道と思われます。

旧東独がまだ存在していた頃にドライブした際、確かこの辺りに旧ワルシャワ機構軍の基地を見かけたように記憶していますが、それが撤収した今となっては分かりません。軍用道路だったのかもしれません。

鉄道は道路とほぼ並行して西側数キロのところを走っており、これも RB17(列車番号)で中間駅 7つに停車しながら 30分で両都市を結んでいます。

この町には何度か訪問しているのですが、今回は 2016年 6月にハンブルクから鉄道で行った時の写真を中心にご紹介します。これはハンブルク中央駅からプラハ中央駅行きの EC177という列車です。5両編成で、1等車+食堂車+2等車x3という編成で、日本では絶滅してしまった客車食堂車がある、鉄ちゃん的には「ワクワク列車」だったのです。この EC177は、現在はベルリンープラハに短縮されており、ハンブルクからベルリンは ICEで行って乗り換える形となっています。↓↓画像はクリックするとスライドショーになります。


★★★ルードヴィッヒスルスト Ludwigslust -2- に続きます

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