- 2021-4-14
- Nessan Cleary 記事紹介
マーク・アンディは、UV硬化型インクを使用し、ナローウェブフレキソ印刷機やポストプレスキット、パッケージングラインなどの既存の機器に後付けできる、新しい単色プリントバー「Digital Plus Variable」(DPV)を発表しました。
DPVは、LED硬化機能を搭載した一体型のユニットで、印刷幅は 114~508mmです。Windowsベースの PCに QPressレイアウトと印刷制御ソフトが付属しており、さらにオプションで PDFソフトも用意されています。
プリントヘッドは京セラ製で、液滴の大きさは 7~14plと可変。標準的な解像度は 600×600dpiで 76mpmですが、多くのアプリケーションでは 600×450dpiで 101mpm、600×300dpiで 152mpmと十分に使用可能です。また、より高画質な 600×900dpiでは 50mpmとなります。
DPVは、チケットやタグ、ラベルのほか、プロモーションコードやトラック&トレース、オンライン注文の配送ラベルの印刷など、さまざまな用途に使用できます。DPVは、コート紙や非コート紙、ホイル、プラスチック、PVC、さらにはチップボードにも印刷することができます。マーク・アンディは、黒とスポットカラーを提供できるということです。
マーク・アンディはすでに、京セラ製プリントヘッドを採用した単色プリントバー「The Digital Plus Screen」を提供しており、フレキソラベル印刷機にロータリーシルクスクリーンユニットに代わるインクジェットの選択肢を提供するために設計されました。しかし、お客様からはバリアブルデータにも対応してほしいとの要望があり、バリアブルデータに対応したソフトウェアを搭載した新ユニット「Digital Plus Variable」を開発しました。また、ベタ塗りではなくコードや文字を印刷することを主眼に置いているため、フィルムの重量が少なく、高速での印刷が可能です。
マーク・アンディ社のエンジニアリング担当副社長、スコット・ウォーホーバー氏は次のようにコメントしています。「DPVは簡単にできる、印刷機のアップグレードであり、安価でリスクの少ないソリューションでありながら高いリターンが得られるため、どのような印刷所にとってもメリットがあります。総製造コストは、市場に出回っている標準的なカートリッジ式の製品と比べて 90%近くも削減されています。また、このシステムは信頼性が高く、コンバーターは高速なバリアブルデータをわずかなコストで生産に統合することができます。」
Digital Plus Variableは現在注文可能で、英国ではすでに 1台が導入されています。詳しい情報はmarkandy.comでご覧いただけます。
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