KNF ケー・エヌ・エフ

KNFとは?
創業75年のダイアフラム式ポンプの老舗メーカー
医療市場と共に発展。世界各国の産業用インクジェットプリンター市場において高いシェア。要求に応じたカスタム提案(1個から)。
(KNFとは Kurt Neubergerという創業者名と Freiburgという南ドイツの創業の地の略)
連載

KNFのポンプの特徴を分かり易く解説する連載を始めます

第二回目は:
★「KNFのダイアフラムポンプの注意点」についてご説明します
耳障りよいの話だけをするつもりはありません。むしろ出来ること・出来ないことを正直にお伝えして、何かあったときに慌てないで対処頂ける情報をご提供したい・・・それが KNFのスタンスです。
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第一回目は:
★ダイアフラムポンプとは?
★ダイアフラム?ダイヤフラム?
★KNFダイアフラムポンプの特徴
★KNFの良いところ ー 何でも検討する
などがテーマです

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ウェビナー予定・オンラインプレス発表予定

JIVM2020 Fallのウェビナーの動画を取り忘れたため再演をお願いしています。脈動を抑える技術のライブデモが好評です!

動画

【大野の「ど素人的」コメント】:最初にこの動画を見せて貰ったとき「え?これ何がエラいの?チューブの中を水が循環してるだけじゃん}と素朴な感想を漏らしたものです。KNF社のポンプは「ダイヤフラム」方式に特化していますが、この方式の弱点は、下の動作原理アニメから分かるように「脈動」が生じることです。通常、上の動画のレベルで送液すると脈動でチューブが暴れるのですが、KNFのFP-400はそれを見事に押さえています更に送液量を変化させてもチューブの暴れが見られない・・・ここが凄いんです(・・・だそうです(笑))。分かる技術屋さんにはこんな説明は不要で、この動画だけで「おっ!」と理解してもらえるとのこと・・・勉強になりました。

【チューブポンプの構造・動作原理】

チューブポンプの利点としては、構造が比較的簡単で、コストも安いことで、日本では広く認知・採用されています。これは日本の産業用インクジェットがEPSONや、そのヘッドを採用した比較的安価なワイドフォーマットプリンタを軸に発展してきており、ワイドフォーマット以外に用途が広がる際にも、その技術がそのまま受け継がれたという事情があるようです。

欠点は、アニメーションのように「チューブをしごく」ために長期にわたる使用では信頼性に不安が残ることとされています。この部分が破壊されると、インク漏れが起こり機器全体にダメージが広がる懸念があります。

チューブポンプの破損は生産機にとっては致命傷で、欧州の産業用インクジェット機でチューブポンプが使用されている事例は殆ど(例外的にしか)ありません。

【ダイヤフラムポンプの構造・動作原理】

一方、スクリーン印刷装置やグラビア印刷装置などの置き換えを目指して発展したヨーロッパの産業用インクジェット機器は、構想設計段階から「ロバストな生産機」として位置付けられており、ほんの一部の例外を除いてはチューブポンプが採用されるケースは無く、ダイヤフラムポンプがデファクトとなっています。生産機はかなり長期間にわたって使用されるものであり、消耗部品以外の部品は、装置の寿命(マシンライフ)にわたって安定的に稼働することが求められるからです。

一例としてタイルなどへの「セラミックプリンタ」・・・砂埃(セラミック粉)が舞う厳しい設置環境で、ヘッドは交換部品としていい商売になっていますが、KNFポンプにとってはあまりオイシイ商売ではないとのこと。何故?マシンライフまで壊れないので交換部品需要が殆ど無いから・・・(ソ★ータイマーでも組み込んだらいいのに(笑))

会社紹介
KNFは、クルト・ノイベルガーが1946年にドイツのフライブルク(フライブルク・イム・ブライスガウ)にて創設しました。以来、当社は家族経営の独立した会社であり、お客様に安心と安定を提供しています。当社は長年にわたり、着実な成長を遂げ、経験を積み重ねつつグローバルに事業拡大してきました。現在、世界に法人17社を有する当社は、様々な産業における専門知識を深め、製品用途拡大を今も変わらず進めています。ダイアフラムポンプや気体・液体処理システムの開発・設計・製造・販売に特化したお客様の課題解決型のソリューションを提供する企業として、世界でその地位を確立してきました。
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