フランクフルト:ドイツの真ん中はどこ?

本当のところは個人的に好きな旧東独や東欧方面のご案内をしたいところですが、まずはドイツのハブ空港があるフランクフルト周辺から書き始めています。なかなかそこから抜けられませんが(苦笑)。さて、フランクフルトの場所ですが、ハブ空港があるくらいだから、ドイツの真ん中にあるんだろうと考えるのが自然ですが、意外とそうでもないのです。

地図で見るとドイツの真ん中というよりかなり西南に位置するように見えます。ご承知のように1990年まではドイツは東西に分かれていたので、西ドイツの真ん中だった…わけでもないようです。
ちなみにドイツの真ん中、ヘソのような場所はどこらへんにあるのでしょうか?

「真ん中」(ドイツ語でミッテルプンクト:Mittelpunkt)という考え方はいろいろあるようで、左から:
●ドイツの国土を挟む緯度と経度のそれぞれの平均値
●ドイツの国土の最東地点と最西地点を結ぶ線と、最北地点と最南地点を結ぶ線が交わるところ
●その点を通る線の左右の面積が常に同じになるところ(いわゆる重心)
●重心の考え方に12海里の水域を加えたもの
●平面に高さを加味した三次元的な中心
そのいずれの地点からも、フランクフルト(アム・マイン)は南西にズレたところにあります。
ちなみに旧東独と戦前のドイツ帝国の「真ん中」(国土を挟む緯度と経度のそれぞれの平均値)はこんな感じです。

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