- 2018-2-14
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フランクフルトから夜便で帰国する場合、昼間にちょっと観光をという時にお勧めの小都市 Limburg an der Lahn 「ラーン川に接した町リンブルグ」です。フランクフルト中央駅から鉄道で乗り換え無し、約1時間のところにあります。
同じ地名が他にもある場合、an der Lahn とか am Main などと場所を限定するサフィックスを付けて区別することがあります。日本の「武蔵小金井」、「摂津本山」みたいなものでしょうか。
余談ですが、ドイツの川には「性別」があり、Lahn 川は女性なので an der Lahn となります。フランクフルトはマイン川沿いにあり、他にもフランクフルトという地名があるので Frankfurt am ( an dem の省略形)Main 「マイン川に接した」と付けて区別します。もう一つのフランクフルトはポーランドとの国境を流れるオーデル川沿いにあるので Frankfurt an der Oder と言います。マイン川は男性、オーデル川は女性という訳です。何故?これは簡単には説明できません(笑)
この町は、戦災に遭っていないか軽微だったと見えてファッハヴェルクハウス Fachwerk Haus と呼ばれる木組みの家並みがよく保存されています。丘の上には12世紀以来の歴史ある大聖堂があり、そこからは町が一望に見下ろせます。また駅から町と反対側には、かつての鉄道の車両メンテナンス工場を改造した大規模なショッピングモールがあります。
また大抵のドイツの街と同じく、水曜日と土曜日の午前中には青空マーケットが開かれ、魅力ある食材ほか様々なものが売られています。その一角でお茶かランチをして、土産にチーズなどを買って空港に向かっても十分余裕があります。何でも揃うショッピングモールもいいですが、日本には観光地にしか見られなくなった庶民のための青空市もいいものですよ!