各社の画像をアップしてコメントします。後日纏めて全体感などを再整理しようと思いますが、まずは ABC順にベタに並べていきます。
【DGI – EVERLIGHT】
この括りには DURSTと EPSONという大物が含まれています。更に本来アルファベット順なら EFIが含まれるはずですが、何故か ITMAの公式アプリには出てきません。スキップするわけにはいかない大物なので、ここには入れておきます。
韓国 DGI:崔会長とその子息 Bryanがブースに立つ。DILLIは UVに特化して、崔会長の弟が経営、DGIは逆に UV以外を広範に担当。テキスタイルにも古くから参入し、昇華転写に活路を見出す。
今回「ナイロンで転写可能な昇華インク機」を発表して話題になり、また上位機種にも進出。
デイリーニュースで一社で3件の記事があったのは DGIのみで、メディアへの露出活動も積極的だと見える。
韓国DGI:ナイロン生地への昇華転写プリンターを発表
韓国DGI:ミッドレンジの POSEIDONをローンチ
韓国 DGI ダイレクトプリントの新機種発表
米国 DuPont:かつてインクジェット捺染の市場を創生するべく、東伸工業からプリンタを OEM調達し Artistliというブランドで世界展開。顔料インクに強みがありサイン業界などにも多数導入された。(推定設置台数計 250台?)。その後、プリンタ事業からは撤退(東伸工業が継承)、本来のインクビジネスに特化。
近年顔料が注目される流れの中で、再び存在感を増している印象。
伊 DURST:かつて商業写真市場に DURST LAMBDAという業界デファクトのプロ用感材機器を提供してた背景から、非常にしっかりした作りの産業用インクジェット機を開発、諸分野に大きな存在感を示している。
テキスタイル市場はやや勝手が違ったようだが現在は顔料・広幅機を軸に体制を立て直している
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Swift-jetからインライン前処理機をオプションとして調達
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ALPHAシリーズ顔料インク
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幅広機の二反掛け
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1995年に BAYER, HOECHST, 三菱化成が不況部門の繊維染料部門を切り出して作った合弁会社で、後にBASFも参加。現在は中国の龍盛集団の傘下にある。繊維染料としては老舗
EPSON:前回の ITMA2015(ミラノ)から、プリンタ製造メーカーの ROBUSTELLIを買収。今回は以前に買収していたインク・助剤などのベンダー FORTEXと合わせ、EPSONとしての統合した広いブースを設営し、4年前から大きく存在感を増した。イタリアでは最初に高精細高画質機を投入し、コアなロイヤル顧客を確保しており、EPSONの展開力で他地域にも展開の構え。ブースには常にかなりの集客があり盛況。
EFI REGGIANI:昨年 11月に発表したシングルパス機 BOLTと、12色機の Colorsを展示。BOLTは4台売れたと発表。ボディペインティングされたダンサーが不思議な雰囲気を(笑)
EFIのプレス発表スライドはこちら
ERGOSOFT(スイス):Hans-Peter Tobler氏が創業した RIPベンダー・現在は娘の Annaに社長を譲り会長に就任。欧州のみならず中国のプリンターメーカーやユーザーにも深く浸透。今回 HPの Stitchの RIPパートナーの一つに選ばれる。
永光化学(EVERLIGHT):台湾の化学品メーカー。日本の旧財閥系大手化学メーカーとも OEM供給などの関係がありレベルは高い。染料やインクに進出しており中国本土との FTAを活用して中国にも浸透。
続きます