- 2025-1-19
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プリント&プロモーションの中村記者さんが【ちょいとコラム】「2025年新春大予言」 今年起こりそうな3つのこと!・・・と題して一文をアップされています。そうだよね!と頷けることばかりです。まずはこちらをお読み下さい。冒頭の部分だけ引用しますと・・・
【2025年1月17日】今年も年が明けてしまいました。明けてしまったというのも、なんですが、記者は年始が好きじゃありません…というのは「年始はあまりニュースがない!」。だいたい明けて5日くらいまでは企業が動いていないので、ニュースになるような発信がほぼないし、昨年のニュースを書くと、ほんの1週間前なのに「ずいぶん古いこと書いているなあ」という印象になってしまうからです。
そこで載せるのが、前年にいただいておいた「年頭所感」。企業・団体などから頂いたトップのご挨拶を載せています。以前はこれも、「年頭所感下さい」とお願いして載せていたのですが、今は先方から送っていただいたもので関連の深い企業・団体のものをセレクトして掲載させていただいています。
上場企業はPRのためにしっかりとした年頭のあいさつをお送りいただくケースが多いです。一方で組合などの団体はこちらからお願いしないとお送りいただけません。最近は「でもまあいいか!」になっています。「内輪の団体なので外にお出しするようなお話はありません」ということなのだと理解しているのと、どれもあまり面白くないからです。
この大予言、毎年だんだん出す日が遅くなってしまっているのですが、理由はちょっと内容が過激になりすぎて調整に手間取っているから…です(けっこう書いては消しを繰り返しています)。完全版が知りたい方は、ぜひ記者をセミナー講師としてお招きいただくか、飲みに誘って直接聞いてみてください(笑)。
私はあまり(殆ど)絡んでいないのですが、印刷業界には実にたくさんの業界団体があり、勉強会やセミナーなどを開催しているようです。印刷業界って勉強好きなんだなあと感心してしまうくらいです(笑)ただ(実態をちゃんと知らないのに失礼を承知で申し上げると)「狭い範囲で同じようなことを繰り返してはいないか?」という気はします。
これはドイツで毎年大みそかに放送される「Dinner for one」という英語のドタバタ喜劇のシーンですが、この中の決めセリフは「James, the same procedure as last year, please」(執事の)ジェームス、去年と同じやりかたでお願いよ・・・というものです。業界団体の新年賀詞交換会に今年から出席するのをやめたある方からお聞きしましたが、理由は「the same procedure as last year, please」で新しいものは何もなくつまらないからだそうです。
中村さんの記事の中で使われている図ですが、印刷業界でも元気なところは、業界に留まらず・拘らずその周辺・界隈にアメーバのように領域を広げていっている。中村さんの文中にも何軒かの事例が紹介されていますが、私もオフセットの印刷屋さんがサイン分野に進出し、さらにそこを拠点として単なる広告サインではなく、どこが伸びるかを敏感に嗅ぎ取ってそちらに進んで行っている。印刷屋さん出身で私財を投じてテキスタイル分野に転進した人もいます。
その一方で業界団体は、その業界固有の事象を深掘りする分にはいいんでしょうが、自ら嵌めた枠から出ない・出られないという自縄自縛に陥っており、実態としては構成メンバーからも面従腹背のお付き合い・まあ、喧嘩するほどのことも無いと徐々に期待されなくなっている・・・まあ、「the same procedure as last year」を繰り返しているとそうなりますよね。
私の場合は特異な状況で、上の絵から見れば「インクジェット」という「界隈」に拠点を置き、そこから印刷業界・ラベル業界・テキスタイル業界・電子部品業界・・・などに広がっていくというイメージになっています。インクジェットは何にでも応用が利く技術ですから業界を構成するという感じになってはいません。だからこそ JITFのような「関係している人を一堂に集めて繋がる場を作る」ということに意味が出てくるのです。今年も、そこを軸に更にグレーアップしていこうと思います。「the different procedure from last year ! 」(笑)