武藤工業:XpertJet 1682WR昇華型プリンターを発表

XpertJet 1682WRは、生産終了となった ValueJet 1638WXの後継機として発売されます。最大 1625mm幅の転写紙にプリントできるよう設計されており、インテリア、スポーツウェア、販促品、ソフトサイネージなどの市場を対象としています。

XpertJet 1682WRは、162cm幅の昇華型プリンタです。

金メッキを施したエプソン製ピエゾプリントヘッドを 2個、千鳥配置で搭載しており、それぞれ 8チャンネルのインクを供給します。グレースケールヘッドで、2.8plから 33.9plまでの液滴を噴射することができます。CMYKを 2セット、または 8色で構成することができます。1チャンネルあたり 180個のノズルを搭載しており、解像度は 360×360dpiから 1440×1440dpiまで対応しています。標準的な生産速度は 10㎡/hrから 48㎡/hrとなっています。

この新しい染料サブプリンターは、2019年に発表されたエコソルベントプリンター「XpertJet 1682SR」の筐体をベースにしているようです。そのため、プリントキャリッジには同じアルミニウム製のレールシステムを採用しており、従来の ValueJetシリーズよりも剛性が高く、より正確なドロップ配置が可能になっているとのことです。また、同じプリントプラテンには LED照明が内蔵されており、作業エリアを照らしてオペレーターが印刷を確認できるようになっています。

また、多段加圧ローラーシステムを採用し、メディアの給紙性を向上させたほか、ロールオフシステムの改良や新開発のメディアフランジを採用し、基板の積載性を向上させました。ロール重量は 30、40、100kg、ロール径は 150~250mmまで対応し、連続プリントを可能にする電動式巻取装置を搭載しています。

もちろん、XJ1682WRには、水平・垂直方向のバンディングやノズル欠落の影響を軽減する「ムトー・インテリジェント・インターウィービング・システム」が搭載されています。また、メディアトラッカーシステムを搭載しており、プリンターからメディアを取り外す前にロール状のメディアにバーコードを印刷することで、再セット時にメディアの残量を知ることができます。

XpertJet 1682WRは既に発売されており、詳細はmutoh.euでご覧いただけます。

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