Plockmatic社:Intec社を買収

モルガナ、KGS、ワトキスを含むプロックマティックグループは、英国ドーセットに拠点を置くインテック・プリンティング・ソリューションズを買収しました。

左から Plockmatic社CEOのJan Marstorp氏、Intec社の前オーナーのIan Melville氏、Plockmatic社オフラインビジネス営業・マーケティング担当副社長のRay Hillhouse氏、Grimaldi Industri社CEOのSalvatore Grimaldi氏

Plockmatic社は、スウェーデンに本社を置き、主に中小規模の商業印刷業者をターゲットとしたフィニッシングソリューションの興味深いポートフォリオを構築しています。Plockmatic社自体は、主にキヤノンなどの OEMにインラインフィニッシングユニットを供給し、彼らのプロダクションプリンターで使用されています。モルガナは、そのポートフォリオを広げるのに役立ったが、同時に、Plockmatic社がその製品群を印刷会社に直接販売するのに便利な販売チャネルを提供しました。イタリアの KGS社はモルガナ社に PURバインダーを供給し、モルガナ社は世界クラスの製本装置を追加しました。

そういう経緯から、Intec社は、Plockmatic社の CEOである Jan Marstorp氏が次のように説明するように、グループに加わるのは賢明なことです。「インテックは、高品質の製品を競争力のある価格で提供することで業界ではよく知られています。カラーカットシリーズのカッティングシステムは、英国、北米、その他多くの国際的な地域で販売され、市場から高い評価を受けています。これらのシステムは、プロフェッショナルにカットされ仕上げられた販促用ディスプレイボード、箱、ラベルなどを提供する必要がある中小規模の印刷業務に最適です。この分野は近年急速に成長している市場であり、Plockmaticはさらなる開拓と拡大に意欲的です。」

また、「プリンターを提供している大手の OEMのお客様とも、これらの製品との相性は良いと考えています。これらの製品は、より多くのアプリケーションを可能にし、軽包装とラベリング市場セグメントへのさらなる成長を可能にします。」

Intecは今後、Plockmaticグループの一員である Plockmatic International ABの完全子会社として運営される予定です。Intecは、今後も機器の設計・開発を続け、現在の Pooleの拠点で、現在のスタッフ全員と一緒に事業を行います。この買収には、フロリダ州タンパにある同社の米国事業所、インテック・プリンティング・ソリューションズ・インクが含まれています。Plockmaticは、既存の Intecの国際的なディーラーネットワークを引き続き利用するとともに、自社の Morgana販売チャネルを通じて Intecの機器を販売していきます。また、OEMパートナーにも Intecの機器を直接提供する予定です。

Intecは、1989年に Ian Melvilleによって DTP革命の波に乗って設立され、当初は Apple Macとプリプレス製品を販売していましたが、その後印刷業界に進出し、後にフィニッシング機器に特化するようになりました。メルヴィル氏は次のようにコメントしています。「成功したビジネスのオーナーとして、自分がいなくなった後のビジネスはどこに行くのかという疑問が生じるときが来ます。Plockmaticへの事業売却は、私にとっても、Intec Printing Solutionsにとっても、そして私の素晴らしいチームにとっても、良いタイミングでした。この売却により、私はこれまで関わってきたいくつかのチャリティ・プロジェクトにもっと時間を費やすことができ、また、十分に稼いだ休暇を楽しむこともできます。事業と従業員にとっては、成功を収めている国際的なメーカーから確かな後ろ盾を得ることができるのです。」

Plockmaticグループは、スウェーデンの持株会社 Grimaldi Industri Groupが所有しています。インテックが製造している機器の詳細については intecprinters.comで、Plockmaticの詳細については plockmaticgroup.comでご覧いただけます。

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