Lectra:Gerberの買収を計画しています

主にエンタープライズレベルの管理ソフトウェアを開発している Lectraは、最大3億ユーロ相当の取引で Gerber Technologyを購入することを計画しています。

■ 大野註:Lectraのプレス発表をこの記事の最後に転載します。Lectraと Gerberといえば、繊維業界では「裁断機」の双璧という印象が強いです。

Lectra has developed a range of Industry 4.0 software including Lectra PLM.
Lectraは、Lectra PLMを含むさまざまなインダストリー4.0ソフトウェアを開発しました。

Gerberは、ディスプレイグラフィックやパッケージングから、ファッション、家具、航空宇宙に至るまで、幅広い関心を持っています。 Yectique PLM製品ライフサイクル管理ソフトウェア、いくつかのカッティングプロッターとルーター、および非常に人気のある熱転写プリンターである Gerber Edgeを開発しました。

Lectraは、ファッション、自動車、家具業界全体で事業を展開しており、Lectra製品ライフサイクル管理などのさまざまなソフトウェアを開発してきました。Lectraは、インダストリー 4.0管理ソフトウェアの開発においてすでに確固たる役割を果たしており、Gerberの R&D機能を追加することで、それに追加し、顧客ベースを拡大します。

Lectraは、現金と債務の組み合わせにより資金調達された 1億 7,500万ユーロの前払いで、Gerber Technologyの発行済み株式すべてを取得することを提案する覚書に署名しました。さらに、レクトラは、現在ガーバーを所有しているアメリカンインダストリアルパートナーズの関連会社である AIPCF VILGFundingに 500万株の新株を発行します。新株発行は、2021年 4月 30日に開催される予定の臨時株主総会での投票の対象となります。

これは、2021年 2月 5日のレクトラの終値に基づく合計で約 3億ユーロの提案を評価します。2020年のガーバーテクノロジーの収益は 1億 6500万ユーロであったことは注目に値します。

取引が成立すると、レクトラの会長兼最高経営責任者であるダニエル・ハラリがレクトラの株式の約 14.6%を所有し、AIPCF VI LGが約 13.3%を所有し、レクトラの取締役会の議席も獲得します。ハラリは引き続き彼の役割を果たし、現在ガーバーの CEOであるモヒットウベロイは 2021年末までハラリの特別顧問としての役割を果たします。

ハラリ氏は、この取引により「将来の成長に大きなチャンスがもたらされる」と述べ、次のように付け加えています。「ガーバーテクノロジーの才能ある専門家グループをレクトラチームに迎えることを嬉しく思います。2つのチームを統合することで、素晴らしい従業員の力を発揮できます。一緒になって、私たちはお客様に提供するサービスを成長および拡大し、お客様がデジタル変革を加速するのを支援することができます。」

詳細については、lectra.com及び<gerbertechnology.com/a>をご覧ください。

原文はこちら

■ レクトラ・ジャパンからのプレス発表内容

お客様各位

(本メールは2月8日にレクトラ本社からお送りした英文メールの訳文です。日本語訳の配信が遅れましたことをお詫びいたします。)

今日はガーバーテクノロジーおよびレクトラにとって歴史的な日です。

今朝、レクトラはガーバーテクノロジーを買収する意向を表明いたしました。 レクトラをご愛顧いただいているお客様にこのニュースを直接お伝えすることは重要だと考えています。というのもお客様がこの決定をする上で極めて重要な存在であるからです。

ガーバーテクノロジーとレクトラのコンビネーションは、私たちがサービスを提供しているお客様 および市場に前向きな変化しかもたらさないと考えています。力を合わせることで、世界中に比類のない研究開発能力、より優れた専門知識、そしてさらに充実したカスタマーサポートとサービスを提供できるでしょう。

この予測不可能で、不確実さに取り巻かれている時期において、このコンビネーションは時期を得たものあると考えています。両社のコンビネーションにより、私たちはさらに強固な産業パートナーを創造し、この複雑な時代にお客様を導くサポートをすることを目指します。私たちはこれまでお客様のために存在していましたし、今後はこれまで以上のリソースを投じお客様を支持・支援してまいります。

私たちはお客様のレクトラに対するサポートと信頼に感謝しています。今後もお客様の成功にコミットし、お客様の投資を守ってまいります。

さらに詳細をお知りになりたい場合は、 こちらのプレスリリース(英語)をご覧ください。 当面、両社の連絡先に変更はなく事業もこれまでと変更はございません。追加情報については、数週間以内にお知らせいたします。

メールをお読みいただき有難うございました。またお知らせできることを心待ちにしております。

レクトラ 会長兼CEO
ダニエル・アラリ

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