- 2020-5-9
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三十年前のドイツ(49):Erste Rundfahrt durch die DDR 初めての東独の周遊ドライブ ー4-からの続きです。
歩行者天国をお城に向かってブラブラあるくと、右手に HOの軽食屋があります。Gastronomieと書いてあったのを、ソ連駐在経験がある上司が見つけて「お!」と・・・ロシア語でも「гастрономия(ガストロノミヤ)」と似たような発音をするようです。小腹も空いたので中に入ってみます。
コーヒーマシンにはちょっと行列ができています。ステンレスのシンクには多分炭酸水と思われる瓶、その左手には牛乳、いちご牛乳のような飲料。もうひとつコーヒーマシンがありますが「Ausser Betrieb(故障中)」・・・あるあるです(笑) その奥にはお皿に乗った作り置きの料理(Kaltes Essen)、左にカメラを振ると暖かい料理(warmes Essen)です。暖かい方は多分「Bratkartoffeln + Bratwurst(ジャガイモの炒め物とグリルソーセージ)」あたりと思われます。柱に「SPEISEN」とあって料理名と価格が書いてありますが、残念ながらぼやけて読めません。
最後はカイザーゼンメルを半分に切って、各種のソーセージのスライスを載せたもの。値段は 0.45Mあたり・・・西独の DMと東マルクの公式交換レートは1:1だったけど、闇市場での実勢レートは 1:7~1:14と言われていました。その間をとって DMに換算すると・・・0.05DM!更に円換算すると「5円」ということになります。
音声データが飛んでしまったのが残念ですか、価格表をじっくり撮っていたらオバちゃんに「ダメダメッ!」怒られて、慌ててビデオを止めたので妙な終わり方をしています。
お城には行ってみようということで緩い坂道を下って行きます。お城が見えましたが、その前に左手に劇場らしい立派な建物があります。一応の修復は終わっているようです。
三十年前のドイツ(51):Erste Rundfahrt durch die DDR 初めての東独の周遊ドライブ ー6-に続きます。