Interpack速報(1):全体感

5月7~13日にデュッセルドルフで開催された Interpack 2026に行ってきました。これからまだバルセロナで開催される FESPAに行くために欧州を放浪中ですが、今日はスペインでは珍しく雨模様で外に出るモチベーションがないため、ホテルにて拙速でレポートを書いておきます。

なお Interpack 2023及び Interpack 2017のレポートにリンクを張っておきますので併せてご参考にされてください。Interpack 2020はコロナで流れました。

まず会場の全体像とカテゴリーですが:

青色の部分:加工と包装技術 食料品・飲料・消費財
紫色の部分:加工と包装技術 お菓子とパン
緑色の部分:加工と包装技術 医薬品と化粧品
黄色の部分:包材・フィルムなど
茶色の部分:包材印刷・コーディング&マーキングなど

概ねこういう分類になっています

これは前回 2023年のデータです。コロナ明けだったので本来の実態とはやや乖離はあるものと思われます。

今回の2026年に関しては速報ベースですが:

「5月7日から13日にかけて、65カ国から2,804社の出展者と、161カ国からの業界関係者が、満席となったデュッセルドルフの展示会場に集結しました。来場者の75%はドイツ国外からのもので、そのうち28%は欧州外からの来場者でした。並行して開催されたサプライヤー向け見本市「components」には、さらに約100社が参加しました。これにより、interpack 2026は出展社数において史上最大規模となり、会場で明確に感じられたことを裏付ける結果となりました。すなわち、これは並外れた影響力を持つイベントであったということです」

という発表が主催者からあります。ドイツは見本市をちゃんとした産業と位置付けておりそのデータもいい加減なものではなくちゃんとして独立機関が測定して信頼性を担保していることには留意すべきでしょう。日本の展示会も見習ってほしいものです。

以前にも書いたかもしれませんが、非常にざっくり申してこの業界へのデジタル印刷の浸透速度はそう速いものではありません。我々インクジェット屋は期待も込めて、デジタル無版・可変インクが包材の世界を変え得る・ロジスティックの変革に貢献できると信じているからこそのバイアスがかかっています。

が、一方包装業界から見れば「そもそも取扱量が極端に多い。それを単価の高いデジタルって無理だよ!まあ、ごく小ロットのアイテムなら遊んであげる余地がないでもないけどさ」「包材って所詮最後は捨てられるものでしょ?包材の変革で例えばアイキャッチが凄く受けてより多く買って貰えるならともかく、おカネ掛けるなら中身であって捨てられる包材に掛ける予算は限られるよね・・・というのがホンネでしょうね。

まあそれでも徐々に変わってきている雰囲気はあります。2017年の Interpackでは hpが大きな存在感を示していました。2020年はコロナで流れましたが 2023年には富士フイルムが大きく目立ちました。その辺は今回どうだったのでしょうか?そのあたりにも注目して見ていこうと思います。

Interpack速報(2):全体感(2)に続きます

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