武藤工業:XJ 1682UR LFPを発表

2024年10月16日

武藤工業は、1.62メートルの幅を持つUV LEDマシンである大型フォーマットプリンターの新製品、XpertJet 1682URを発表した。これは、旧式のValueJet 1638UR Mk2の後継機種として設計されている。

そのため、この新機種は、店舗設計やサイン・ディスプレイを含むインテリア装飾市場をターゲットとしている。既存のモデルと同様に、新バージョンでは、8チャンネルで 1440 x 1440 dpiの解像度を生成できるエプソンのプリントヘッドを2つ使用しているようだ。多くのムトーモデルと同様に、プリントシャトルの両側に 2つの UV LEDアレイが取り付けられている。

CMYKの 2セット、または CMYKに白または CMYKに白とニスを加えたセットでセットアップできる。インクは、XJ 1462UFフラットベッドで初めて使用された MutohのUS61で、このプリンターは主に装飾用途向けであるため、興味深い選択だ。これは LED硬化用に設計されたUVインクで、非常に傷がつきにくく、最大 200パーセントの伸長性を備えた柔軟な仕上げに硬化すると言われている。 ムトーは、この白インクは不透明度が高いと述べている。US61インクセットは、PP、PS、PVCを含むほとんどの素材に印刷できる。このインクは 800mlの袋入りで、最新のEU規制にも適合しており、高懸念物質(SVHC)や発がん性、変異原性、生殖毒性(CMRカテゴリー1)の化学物質は一切含まれていない。

武藤工業は、CMYK2セット使用時の最大印刷速度を 26.5平方メートル/時と見積もっており、CMYKに白とニスを加えると、生産速度は 13.4平方メートル/時、または 6.4平方メートル/時に低下する。 バックライトとフロントライトの組み合わせ、および光沢装飾用に、1パスで最大 5層印刷が可能だ。

この最新モデルは、メディアの供給や双方向調整など、数々の標準的なムトー自動化機能を搭載している。また、ノズル詰まりを回避できるオプションの自動ノズルチェックユニットも用意されている。

当然ながら、この新しい XJ 1682URには、Global Graphics RIPをベースに、ネスティングやファイルプレビューなどの標準的な機能をすべて備えたムトー独自の VerteLith RIPが搭載されている。オプションで 30kgの電動巻き取りシステムがあり、長時間の無人印刷用に 40kgの巻き取り装置も取り付けることができる。

ヨーロッパでは11月中旬以降に発売予定である。詳細はmutoh.euをご覧ください。

原文はこちら

関連記事

ページ上部へ戻る