浜松ホトニクス:PHOTON FAIR 2024 光でなにができるか?

11月 16~18日に浜松駅近のアクトシティ(新幹線からも見える高層ビルとその付属施設)にて開催された浜松ホトニクスの「PHOTON FAIR 2023 光でなにができるか?」を覗いてきました。

そもそも浜松ホトニクス・・・かつてノーベル賞を授賞した小柴博士のスーパーカミオカンデの光電管を制作した企業・・・くらいな知識しかなかったのですが、調べてみると直近の決算期(9月決算)で売上高 2.214億円に対して営業利益 566億円!営業利益率 25.6%という超優良企業!

株価もこの10年で約4~5倍という超優良・成長株・・・しまったなあ、印刷やプリンター業界に目が向きすぎていて、こんな優良企業を見逃していた!6,000円近いんですか~・・・株買うのに、まだ遅くはないかな~(笑)

先般、Canon EXPOに出かけてみましたが、あちらは4兆円企業キヤノンがカバーする広範な技術領域についての幅広い展示だったのに対し、こちらは売上高こそその 1/20だけど「光で何ができるか?」にフォーカスして深く掘り下げることで、逆にこれだけの幅広い可能性があるんだという見せ方!これはこれで素晴らしいと感動しました。

とはいえ、私の当面の関心は同社が手がける「EB線源」・・・少し下にそのコーナーがあります。そこでは意外なレジェンドに遭遇しました!また新製品のパンフレットをダウンロード頂けます。

【EB/UV 加工コーナー】

今回展示していたのは近々発売となる新製品「45cm幅の EB線源装置」です。私が知っているこれまでの線源と比べて非常にコンパクトに見えます。これまでのものはレーザープリンターがレーザー光線をポリゴンで振って幅をカバーするというようのと類似の機構だったのに対し、こちらは 45cmの幅から均等に電子線が発生するため振る必要が無く、その分コンパクトだということです。

こちらから分かり易いパンフレットをダウンロード頂けます。

UV硬化方式とは異なり「硬化に際しての光開始剤が不要=安全」というロジック一本でこれまでやってきた EB硬化方式ですが、少なくともインクジェットの世界では、今のところまだ爆発的な普及には至っていません。

一方で UVに対する規制は年々厳しくなる一方で、またエネルギーコストまで含めたサステイナビリティ(水系インクは安全とは言うが、水分の蒸発に大規模な電力を要する・・・それってどうよ?)の議論も必要な局面に来ています。来年の drupaあたりにそのきっかけがあるといいのですが・・・?2025年の Interpackかなあ?

おお!包装業界のレジェンド「住本先生」じゃあ~りませんか♬(笑)おお、そういうこと?(笑)

【おまけ:帰りは焼津で降りで独り酒場放浪記(笑)】

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