ドイツ放浪記(50):Spargel, Spargel, Spargel …

この時期、ドイツに行くならシュパーゲルを食すのが定番・・・とかいうナントカの一つ覚えとか、街中を歩いていてレストランの前にシュパーゲルの看板が見えたりすると条件反射的に食べたくなるもんなんだけど、今回はちょっと事情が違った。

訪問したところが例によって主に誰も知らないような旧東独の田舎町・・・エアフルトやドレスデンのような大都市は別として、人口数千人とかせいぜい2万人規模の町には、そもそもレストラン自体が希少で、居酒屋さえ絶滅してしまったところも多い。飲食店らしきものがあるな・・・と思っても、Doner-Kababの店だったり、ナンチャッテピザ屋だったり、あるいはベトナム屋だったり・・・

また、地元の人と話していたら「自分たちが子供の頃(旧東独時代)シュパーゲルは庭で栽培して家庭で食べるもので、レストランで食べるものではなかった」・・・んだとか・・・今回、結局食べたのは5回。場所と店によってちょっとずつニュアンスが違う。冒頭の写真はハンブルクのヨットクラブのレストラン。まあ、これがほぼ自分のイメージ通りのもの。ローカル農家産のハムが美味!ソースは溶かしバター!

↑↑ こちらはリューネブルグの行きつけの居酒屋。シュニッツェルをガッツリ食べた(笑)ソースはやはり溶かしバター。

↑↑ こちらはハノーファーの駅近のそこそこマトモなレストラン。写ってはいないけれど、やはりソースは溶かしバター!旧西独ではソースを「ホレンデーズにするかバターにするか?」と訊かれる。私はシンプルに溶かしバターが好き!

↑↑ これはザクセン=アンハルト州のシュテンダール、泊まったホテルのレストランのレストランのもの。本来「付け合せ」のシュニッツェルが完全に主役を張っていて主客転倒(笑)かかっているのは「ブラウンソース」とか「ブラウンバター」とか称するもので(恐らく古くなってカチカチになった)パンをパン粉にしてバターで炒めたものらしい。旧東独では一般的。例えばこちら。

↑↑ こちらも旧東独のとある田舎町のホテル。黙っていると出てくるのはホレンデーズ。

なおシュパーゲルに関する蘊蓄はこちら

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