Gulmen社:Memjetラベル印刷機を開発

業務用ラベル印刷機や仕上げ機を製造する Gulmen Digitalは、Colordyne社の水性顔料インクジェットエンジン「ChromaPlex LT」を使用したインクジェットラベル印刷機「Quantum Jet 333」を開発しました。

Gulmen Digitalは、Colordyne ChromaPlex LTエンジンと Memjet DuraFlexプリントヘッドを使用して、このQuantum Jet 333ラベル印刷機を開発しました。

ChromaPlex LTは、Memjet社のDuraFlexサーマルプリントヘッドをベースにしており、4つのチャンネルを持つため、小さなフットプリントで費用対効果の高いオプションを提供します。最大プリント幅は 330mmで、最高速度は 45mpm、解像度は 1600 x 954 dpiです。DuraFlexヘッドは 1600×1600dpiの解像度が可能ですが、その場合、速度は 23mphに低下します。Colordyneは、Memjetの DuraFlex水性顔料インクセットを使用しており、食品二次包装の印刷のほか、多孔質紙やオフセット紙、特殊インクジェット紙やコート紙への印刷に適しています。

Gulmen Digital社は、オーストラリアのメルボルンに本社を置き、ラベル・パッケージングビジネスのサービスプロバイダーとしてスタートし、やがて商業印刷・加工機器の製造・販売に移行してきました。カラーダイン社との協業により、同社はエンジニアリング開発サイクルを短縮し、新しいインクジェット印刷ソリューションを迅速に市場に投入することができました。

オーストラリアは国土が広く、真ん中に砂漠があり、人口が少ないため、サービスオペレーションが非常に難しいという問題があります。そこで、Gulmen Digitalの創設者であり社長の Eddie Gulmenは、手頃な投資で高品質の作品を制作できるミッドレンジのカラープラットフォームの開発に着手しました。

Gulmen氏は、インクジェットは非常にシンプルなソリューションであると言います。「アートワークを作成し、自動カラーマネジメント機能付きのフォルダーに入れ、コピーをセットすれば、あとは印刷するだけです。デジタル印刷は、材料と労力を節約することができます。さらに、デジタルを使えば、より早く仕事を終わらせることができます」。

Quantum Jet 333は、産業用ラベルプリンターと銘打たれています。紙、PP/PE、金属素材、450gsmまでの厚紙など、さまざまな素材に印刷することができます。カラー・タッチスクリーンで操作し、外部のデジタル RIPインターフェイスと組み合わせて使用することができます。

Gulmen氏は、このプリンターを一人で管理できるようにすることが目標だと言い、次のように述べました。”このプラットフォームは、タレットリワインドによる自動巻き戻しローディングや、故障検出・復旧のためのインテリジェントカメラシステムなど、プリンターを制御するための更なるプロセスオートメーションの機会を提供します。”

Colordyne社のセールス&マーケティングディレクターである Taylor Buckthorpeは、次のようにコメントしています。”Colordyneは、インクジェット技術の進歩に一役買ってきましたが、エンドユーザーへの適合性を見極める Gulmen Digitalのようなパートナーがいるからこそ、革新し続けることができ、わくわくします。”

Quantum Jet 333の詳細は gulmendigital.com.auから、ChromaPlex LTの詳細は colordyneinkjet.comから、DuraFlexプリントヘッドの詳細は memjet.comからご覧になれます。

原文はこちら

関連記事

ページ上部へ戻る