- 2021-1-17
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ミュールハウゼン Mühlhausenの項でバッハに触れた流れで、同じくテューリンゲンのアルンシュタット Arnstadtをご紹介します。ここはバッハがミュールハウゼンに移る前、1703年～1707年に新教会 Neue Kircheのオルガン奏者を務めていた町で Bachstadt Arnstadtという名称もあります。新教会は現在 Bachkircheと呼ばれています。Bachtadtという称号付きだということもあるので、非知名度は★★としておきます。Bachファンでなければあまり知られていないとは思いますが（笑）
Wikipediaには：アルンシュタット(ドイツ語：Arnstadt) は、ドイツテューリンゲン州イルム郡（英語版）にある、州都エアフルトから約 20Km南にあるゲーラ川（英語版）沿いの町である。テューリンゲン州で最も古い町である。テューリンゲンの森の北の端に位置することから愛称は「テューリンゲンの森入口（Das Tor zum Thüringer Wald）」である･･･とあります
日本語のWikiはそっけないので、独語の Wikiの冒頭を DeepLで訳しておきます。「Arnstadtは、バッハシュタット・アルンシュタット（Bachstadt Arnstadt）とも呼ばれる、テューリンゲン中央部の地区町で、州都エアフルトから南へ約 20km、ゲラ川沿いに位置しています。町は中規模の中心地であり、イルム地区の行政の中心地でもあります。
704年に初めて文書で言及されたアルンシュタットは、その存在を記録した最古の町であり、ローマ時代の入植地以外ではドイツで最も古い町の一つです。18世紀まではシュヴァルツブルク伯爵家の居城でした。テューリンゲンのブラートヴルスト（1404年）とバイエルン州外のドイツの小麦ビール（1617年）についての最初の文書化された言及は、アルンスタットから来ています。アルンシュタットはチューリンゲンの 5つのバッハの町の 1つです。ヨハン・セバスティアン・バッハは新教会のオルガニストに初任されました（1703年～1707年）。17世紀には早くもバッハの先祖の多くは「Bache」とも呼ばれ、ここでは宮廷音楽家、評議会音楽家、教会音楽家として活躍していました。
アルンシュタットには、復元された歴史的な町の中心部があり、一部保存されている城壁があります。テューリンゲンの森の北端に位置することから、アルンシュタットは「テューリンゲンの森への玄関口」とも呼ばれています。市街地と高速道路 4号線と 71号線の間には、テューリンゲン州最大の工業・商業地域であるエアフルター・クロイツがあります。」
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CC 表示-継承 3.0, リンクによる
中央駅 Hauptbahnhofから旧市街の中心までは約 1km、歩くと 10分くらいかかります。よく調べれば Arnstadt-Süd駅の方が少しだけ近かったような･･･
エアフルト Erfurtから 20分程で到着します。駅は有人で荒廃していないのがホッとします。
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↑↑旧東独で一般的だった屋外照明の形です。殆どがこの形の規格品でした、↓↓駅の外観はこんな感じです。
↓↓駅前ホテルやレストランも営業しているようです。エアフルトの経済圏で比較的潤っているのでしょうか･･･
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ここのサイトの解説によれば：「シュピッテルとして知られる聖ゲオルグ・聖ヤコブ・シュティフトは、アルンシュタットの中心部で最も有名な建物の一つです。旧エアフルト門からほど近い城壁に市民病院があったことが最初に記録されているのは、1379年のことです。中世の複合施設のうち、建物の外壁のみが保存されています。現在の姿は、18世紀から19世紀にかけての改修の結果です。
1782年には上の階に教会ホールが作られ、現在では旧ルーテル教会の信徒の礼拝所として利用されています。1階部分は 1924年までは広範囲に手を加えられていませんでした。聖ゲオルグを描いた記念碑的な壁画もこの時期のものです。1703年のJ.S.バッハの “Bestallungsurkunde “から、彼の年俸はビール代から 25フローリン、神の箱（賽銭箱ですかね？）から 25フローリン、聖ゲオルグ病院から 30タラーとなっていたことがわかります。当時の豊かな財団の資金からのこの高額の支払いは、バッハをアルンシュタットにとどめておくための特別な給料の補填であった。その結果、病院でも音楽を演奏するようになった。」とあります。バッハにも縁があったようです。
