中国展示会事情:2020年7月

日本の展示会は年内は再開望み薄く、欧州も今年開催予定だったものは来春に延期されたものの、出展中止を打ち出す主要企業も多く、開催や存続が危ぶまれる状況となっています。そういった中、中国では幾つかの展示会が再開しているようです。深圳の潤天智数字设备股份有限公司(FLORA)が「Sino Corrugated(東莞)」と「APPPEXPO(上海)」に出展しています。

動画や写真から見る限り、以前のような混雑はなく、また日本人他外国人は殆ど居なかったようですが、それでも閑古鳥が鳴いているよううような悲惨な状況でもなさそうです。オンライン展示会も並行して開催されるなど、新しいことを取り入れるのに素早い中国らしいところが出ています。

SINO中国華南国際段ボール展

展示会について(公式サイトから)

SinoCorrugatedはアジア太平洋地域を代表する専門の段ボール包装製造イベントであり、中国では19年を超えた歴史を持っています。SinoCorrugated South 2020は、中国最大の段ボール市場の華南を拠点とし、アジア全体をカバーし、「一帯一路」沿線の東南アジア、南アジア、中東、東ヨーロッパ、北アフリカなど、急速に成長している新興包装市場に焦点を当てます。2020年華南国際段ボール展は、2020年中国国際フォールディングカートン展、2020年中国包装容器展、2020年華南国際紙展、2020年華南国際軟包装展、そして新たに開始された2020年華南構内物流およびプロセス管理展と同時に開催され、包装製造産業チェーン全体の素晴らしい融合を達成し、相乗効果をもたらします。

六つの展示会が同期に開催される間、60,000人を超える高い購買力のバイヤーが集まり、そのうち海外からの来場者は5,000を上回るとの見込みです。製造業の多くが南から東南アジア地域に移動するにつれ、地元の包装企業の既存機器は短期的に急増した生産需要を満たされなくなり、機器、技術、消耗品など多方面にわたったアップグレードの需要が生まれました。2020年華南国際段ボール展の目的はまさにこの需要急増中の新興市場というチャンスを掴み、出展者の皆様の力になることにあります。

東莞の会場でリアルの展示会と、ヴァーチャルのオンライン展示会の2本立てで開催したようです。流石は中国、やることが速い!



APPPEXPOへの FOLRA出展状況
APPPEXPOのサイト

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