- 2020-5-18
- イベント参加報告
展示会やイベントの主催者達が悩んでいます。展示会に関していえば、物理的な会場を設営し、そのスペースを「平米単価いくら」出展者に販売するというビジネスが成り立ってきました。出展者サイドも、その会期をターゲットに新製品の発売や、それに向けたアピール場としてそれを活用してきたわけですね。
それが、突然不可能になってしまった・・・規制・自粛が緩和されても、元のレベルに戻るかどうか大いに疑問が残る!そもそも、その「平米単価いくら」という場所代が年々高騰していくのが問題になっていた・・・それがこういうことになり、再開する場合にどういう値付けをすればいいのやら全く見通せない・・・。
ではリアル(英語ではライブという言葉を使います)なイベントがだめなら、ヴァーチャルではどうか?え、ヴァーチャルって具体的にどういうことなのさ?「平米いくら」で会場のスペースを売ってきたのに、ヴァーチャルではどう課金すればいいんだ?物理的な場所でなければ、そもそも何に対して課金することになるんだ?
更に、これは業界のジャーナリズムにも影響を及ぼします。業界紙・誌の多くは出展者(主としてメーカー)の広告を重要な収入源としていたわけですが・・・そのことが健全なジャーナリズムを歪めていたという議論はさておいたとしても・・・メーカーの業績も傷んでいるので、広告の出稿を控えざるを得ず、結果として業界紙・誌の経営、下手をすると存続が危うくなり、そこに記事を供給してきたライター達にも影響が及ぶ・・・。
コロナで影響を受けるのは直接ヒットする飲食業・航空旅客輸送業・観光業や、テレワークで需要が激減するオフィス機器や印刷業ばかりではなく、意外(でもないですが)な方面にも深刻な影響を与えつつあるということです。
スクリーンショットをいくつか紹介します。このなかに幾つか質問があります。それらに対して「貴方は」どうう見解をお持ちでしょうか?一度、こういう課題に対し、自分ならどういう答えを出すか・・・考えてみるのも無駄ではないと思います。
私の「JIVM2020」は一つの答えだとは思っていますが、それが唯一無二であると主張するほど思い上がってはいません。が、少なくとも私は所謂「展示会業者・イベント業者」出身ではなく、そこに出展するメーカーサイドの人間だったわけで、展示会業者が発想する「ヴァーチャル」とは少し違ったことを提案できそうだとは思っています。これについては続報します。