マイクロジェット:InkJet Academy 基礎コース 「インクジェット技術の基礎を習得する10コース」

【緊急告知】
マイクロジェット社の InkJet Academy 基礎コース 「インクジェット技術の基礎を習得する10コース」をご紹介します。

マイクロジェット社に関しては別途ご紹介しますが、元セイコーエプソンのインクジェット開発技術者の山口修一さんが 1997年に独立して立ち上げたベンチャーで、以来プリンテドエレクトロニクス、バイオ、3Dなどの先端分野にインクジェット技術を導入するべく、研究開発用・試作用のインクジェット装置を開発提供、あるいはその使いこなしノウハウのコンサルティングほか幅広い活動を続けています。その分野では知る人ぞ知る・・・というか知らない方は居ないかも知れません。山口社長自ら、ハイテク分野の展示会で活発にプレゼンをされています。

さて、山口さんがここまでインクジェット技術に関わってきた過程で修得した経験値を体系的に整理し、それを今後(現在も)インクジェットに関わる技術屋さんに供給しようと解説しているのが InkJet Academyです。

生意気ながら、ナンチャッテ理系に過ぎない私から見ても広義のインクジェット業界は無駄だらけ!私はインクジェットヘッドの販売に関わっていましたが、ちょっと引いた視点から顧客層を眺めると、沢山いる顧客が皆バラバラに同じ試行錯誤を繰り返している・・・あっちでもこっちでも、似たような(少しずつは違うけれど、本質的には同じような)ボードやインク供給系や定着システムやらを独立して開発している・・・そんななかで「インクジェットはアカン!ウチには無理や!」とギブアップする人達も出てくる・・・あああ、残念~!(笑)

これを何とかするためには、いくつかアプローチが有って、例えば私のサイトでも紹介している英国ケンブリッジの Global Inkjet Systems社(GIS)・・・ここは、インクジェット初心者が様々なヘッドを駆動するために、個々に自力で駆動基板を開発する手間を省いてあげましょうということで、各社ヘッドに対応する駆動基板を開発供給を始めた。そしてそこに留まらず、インク供給系にまで手を拡げ、バラバラに似たようなシステムを開発している顧客群の開発工数を大幅に削減するということをやっている訳です。

また、これは別途ご紹介しますが、同じく英国ケンブリッジの Industrial Inkjet社(IIJ)は、コニカミノルタのヘッドに特化して、コンパクト・高精度・高速なプリントエンジンを開発供給するという手段を選んだ。これによって、アナログ印刷機にアドオン・後付け(英語では Retro Fitなどと言います)で可変デジタルプリントを実現して実績を上げています。

マイクロジェットの山口さんは、そういったハード系部品を供給する代わりに「インクジェットの理論体系を教育・供給する」という手法を選んだ・・・そんな風に考えることができます。無駄な試行錯誤を、ハードウェアとしてレディメイドのものを供給する代わりに、インクジェットの理論体系を伝授することで、知識が足りなくてやってしまっている試行錯誤を撲滅する・・・そういう手段を選択したと言えます。

私が先般開催した「今さら訊けないインクジェット技術」も、アプローチは異なりますが、技術知識の底上げという点では共通のものがあります。

下記がプログラムですが、開講が迫っているので緊急告知としました。なお、全部ではなく、個別のセッション単位での受講も可能とのことです。

詳しくはマイクロジェット社にお問い合わせください。
TEL: 0263-51-1734
EMAIL: mj-sales@microjet.co.jp
WEB: https://www.microjet.co.jp/seminar/


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