- 2024-1-9
- Nessan Cleary 記事紹介
2024年1月9日
富士フイルムは、ラベルとパッケージ市場を主なターゲットとした新モデル 46kUVで、統合プリントバーシステムのポートフォリオを拡大した。
基本的には、アナログ印刷機やコンバーティング機器に後付けできるように設計された高速高解像度モノクロ装置で、個々の QRコードやシリアル番号などの可変データを 2ptまでの小さなフォントで印刷する。
46kUVは、富士フイルムの Redijetインク再循環システムを備えた 1200dpiの Sambaプリントヘッドを使用している。ヘッドは G3Lタイプで、ネイティブドロップサイズは 2.4plである。このシステムは、解像度 1200×600dpiで最大 500fpmまたは 152.4mpm、または解像度 1200×1200dpiで最大 93mpmで動作する。
このシステムは、UV硬化型インクで動作するように設計されており、LED UVランプを搭載しているが、特定の用途向けに水銀ランプ硬化型に構成することもできる。富士フイルムは UVと LEDの両方の UV硬化型インクを製造している。
プリントコントローラーを搭載し、タッチスクリーンのユーザーインターフェイスを備えている。簡単なバリアブルデータコンテンツを作成するための富士フイルムの 3ICドキュメント作成ソフトウェアを含めるオプションもある。これは、印刷現場で素早くセットアップできるように設計されており、複雑なデータ管理を必要としない状況向けのものである。
印刷幅は 254mm、330mm、432mm、508mmの4種類。印刷バーを片側に移動してクリーニングできるよう、レールシステムとともに自動クリーニング・キャッピングモジュールを備えている。
富士フイルムインテグレーテッド・インクジェット・ソリューション・グループのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、グレッグ・バルチ氏は次のように説明する: 「可変データで高品質な出力が可能なことから、ラベルやパッケージング市場でインクジェットの利用が増え続けています。46kUV Inkjet Printbar Systemの背景にある私たちのビジョンは、高 DPIで信頼性の高いインプリンティングを行うという市場の重要なギャップを埋める手助けをすることです」。
富士フイルムの既存のプリントバーシリーズには、同じく Sambaヘッドをベースに水性インクを使用し、ダイレクトメールやトランザクション市場をターゲットにした 42Kがある。また、コンパクトな Mini 4300シリーズと 4色の 12Kもある。
富士フイルムのプリントヘッドとプリントバーに関する詳細は、fujifilm.comでご覧いただけます。