ドイツ放浪記(71):三角形のマルクト広場

リューネブルクに住んでいた頃の隣人が、大戦末期に追放された故郷 Ostpreussenの写真集や関連書籍を買い集め眺めていた時、不思議な形をしたマルクト広場のある町の古い航空写真が目に留まった。ドイツ名で Osterode・・・ハルツ山地に同じ名前の町がある。

Burg Marienwerderのようにインパクトのある建物というわけではないのだが、楔のような「鋭角二等辺三角形」のマルクト広場というのは妙に気になって記憶に刻まれた。

また、ラートハウスの奥の方は湖らしいものが写っている。いいところなんだろうなあ・・・ということで、気になっていたところは全部行ってみる!の一環で、実際に行ってみた。

↑↑ ↓↓ ラートハウスは、古い写真に写っているルネサンス風の装飾は無くなっていたが、建物の骨格はそのまま残してリノベーションされていた。

ラートハウスの前のオベリスクには、かつて Drei-Kaiser-Brunnenと呼ばれた時代には Kaiser Wilhelm I., Kaiser Friedrich III. und Kaiser Wilhelm II.の肖像レリーフが取り付けられていたが、今は Europa-Brunnenと改称され Ostróda, Osterode/Harzの市の紋章と EUの星が取り付けられている。やはり、この町の名前は十字騎士団による東方植民の際に、ハルツのオステローデ出身の人達にちなんだものだったようだ。

ドローンで空撮が出来ればいいのだが、流石に上空からの三角形のマルクト広場の写真は無理・・・だが、交通標識のところにある白いラインで、この広場が三角形であることがお分かり頂けるだろう。

ドイツ名 Drewenzsee(ポーランド語では Jezioro Drwęckie:ドルヴェンツァ湖)・・・シーズンにはここから観光船がでている。

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