ドイツ放浪記(45):ダメダメ DBでも食堂車のビールは完璧だ!

どうにも劣化が止まらないドイツ鉄道(DB)の運行状況ではあるけれど、まだ褒めるところが残っているとすれば、例の神アプリ「DV Navigator」と食堂車(Board Restaurant)のビールだろう。自席を確保して、相席の人に荷物のウォッチを頼んで食堂車にてビールを注文!今朝のハンガリー国鉄と違って、しっかり適温のビールがサーブされる。更に、検札の車掌が食事の注文まで取りに来てくれる。

自席に戻ると、相席の米国人夫婦は車掌に注文して自席にて昼食!まあ大方の米国人と同じで、ミリタリー・サービスでドイツの基地に勤務したことはあるけれど、ドイツ語は殆ど喋れない。でも、なんと「自分のルーツはドイツで、ボーデン湖の近くの村から高祖父あたりがアメリカに移民でやってきたんだ」とのこと。

「今回は自分のルーツであるその村を訪ねていくんだ」とのことで、ファイルに整理された高祖父・曽祖父やファミリーが写ったセピア色の写真や、当時の新聞記事の切り抜きなどを見せてくれた。

その小さな村の住民の半分近くはこの人と同じ苗字(親類縁者がまとまって住んでいる)とのこと。なんか、こういうのいいなあ・・・Edgar Reitzの「HEIMAT(故郷)」という大作を思い出す。

「で、貴方は?」「6週間ドイツやその周辺を独り旅」「え、奥さんは許してくれたの?」「うん、まあね」「いいなあ、ウチは無理だ」・・・そこに奥さんがトイレから戻ってきたので慌てて話題を変えた(笑)

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