包丁って、プロが研ぐとこんなに切れるものだったの?(驚)

年末に娘が、カミさんの料理を手伝いにやってきた時に「包丁研いでもらったほうがいいんじゃないの?切りにくいじゃん」との宣告!

・・・確かにな~、私もたまにパスタのトマトソースを作る際に「トマトがスパッと切れず、切り口がグジュグジュになるなあ」とは感じてはいました。まあでも、所詮はアバウトな性格(笑)「どうせ煮込んでソースにするんだから、切り口なんてど~でもいいじゃん」と思ってました(笑)

暫くして「八王子総合卸売市場に包丁研ぎ屋さんが来るみたいだよ」との連絡・・・で、まあ正月食材を買い出しに行くついでに研いでもらおうかと、ウチにあった包丁を全部かき集めて持ち込んでみました。ん?なんで似たようなのが7本もあるんだ?切れなくなると新しいのを買っていたとか?(笑)

で・・・研いでもらったその夜、ジントニックを呑もうとレモンをスライスしてみたら・・・なんと、切れる、切れる!(笑)・・・当たり前やんか(笑)トマトどころか、あの硬い皮のレモンがサクッと切れるし、何の問題もなく薄く切れて、切り口も美しいし、種まで切れてる!

ひぇ~、切れ味ってそういうことだったんだ!今までの包丁っていったい何だったんだ!

ちなみに研いでもらったのは「包丁研ぎのきらら工房」という包丁研ぎ専門の職人さんの工房です。

店舗を持たず、八王子のいくつかの場所を巡回しています。まあ、基本的な需要がある家庭は面で存在しているわけで、どこかに点の店舗を持ってそこに持ち込んでもらうより、八王子のいくつかの会場を巡回して持ち込んでもらう方が合理的ですね。

八王子限定の情報ですが「2月18日(土)はマルシェ802」「2月25日(土)は総合卸売市場」に出展するようです。こちらに出展予定があり、適宜更新されます。ちなみに料金は「刃渡り」によって違いますが、写真にあるウチのやつは概ね 1,000+円/本でした。

職人さんは福田さんという女性です。職人という言葉からは気難しそうなジーサンというイメージがありますが(・・・んなこたあ無いか(笑))うら若き・・・とは言わないまでも(笑)女性がプロとして包丁を研いでくれます。

包丁研ぎの技術って、グラインダーが高速で回って火花を散らしながら金属を削る・磨くという力任せのものではなく、もっとソフトで繊細なものということなのでしょう。

なにより、この方が包丁の話をするときには、大げさな話ではなく「目が輝きます」・・・あ、そういう意味ではなくて(笑)ギラギラではなく、キラキラです・・・あ、だから「きらら工房」か!

切れない包丁を研いで、私が体験したような「え?なんだこれ?包丁ってこういう切れ方を知るものだったの?」と、目からウロコを落とすのが楽しい・・・それを天職としている!そんな感じです。

↓↓ 関西人の私も知らなかったのですが、鋼の包丁の産地としては大阪の堺が有名だそうで、そこの包丁職人さんたちともしっかり繋がっているようです。そこのものを中心とした包丁の新品や中古の販売も行っています。

あ、もう一つ!包丁の刃はデリケートなもので、輸送中に何かに当たって欠けたりしないように、新品の包丁は 80%くらいの切れ味にわざと抑えているそうです。勿論それでも鈍ったヤツよりもよほどよく切れますが、買う時に最終の仕上げとして研いでもらって(「本刃付け」というそうです) 100%の状態にしてもらうのがいいそうです。

ということで、包丁本来の切れ味を味わうなら。デパートや金物屋さんではなく、買う段階で最終の本刃付けをやってくれる、こういう包丁研ぎ職人さんから買うのがいいように思われます。

以上、八王子限定情報でしたが、他の地域の皆さんも一度職人さんに研いでもらうことをお勧めします。キッチンパパ・ゴキブリ亭主の目からウロコが落ちるのは保証します!

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