富士フイルム:ジェットプレスを高速化

富士フイルムは、B2インクジェットプリンター「Jet Press 750S」の新モデルとして、従来の「750S」に比べて1.5倍の高速化を実現した「Jet Press 750S High Speed Model」を発表しました。

富士フイルムは、「ジェットプレス750S」に新たな高速モードを追加します。

ジェットプレスは、リョービ(現RMGT)のオフセット印刷機の筐体をベースに、富士フイルムの 1200dpiの Sambaプリントヘッドを採用しています。現行の 750Sは、3,600枚/時間の B2印刷が可能ですが、今回の新しい高速モードでは、5,400枚/時間での印刷が可能となります。幸いなことに、既存の顧客にとっては、新しい高速モードは比較的簡単なフィールドアップグレードであり、高速化に対応するための乾燥システムへのいくつかのハードウェア変更が含まれます。これにより、ユーザーは 2つのスピードモードを異なるジョブに応じて切り替えることができるようになるはずです。

富士フイルムヨーロッパのデジタルプリンティング&プレスシステムのプロダクトマネージャーであるマーク・スティーブンソンは、「ジェットプレスは、フォトブックや高級パッケージなどの高額なアプリケーションによく使われています。今回の高速化は、必ずしも最高の印刷品質を必要としないが、スピードとコストが重要な要素となる仕事を含めて、ジェットプレスが扱える仕事の範囲を広げるために設計されています」と述べています。

なお、富士フイルムは夏の終わりに別途オンラインマーケティングイベントを予定しているので、ジェットプレスに関するさらなる発表があるかもしれません。新しい高速版は、2021年秋から発売される予定です。ジェットプレスの詳細については、fujifilm.comをご覧ください。

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