ライン川:フランクフルトの近くでお勧め観光地

このサイトを訪問して頂いている皆さんの多くはビジネスでデュッセルドルフやケルンに出張されることが多いかと推察しますが、ドイツのハブ空港のあるフランクフルトとデュッセルドルフあるいはケルンとの位置関係は上の地図の通りです。フランクフルトから専用路線を走るICEという特急に乗れば約1時間半でデュッセルドルフまで行くことが出来ます。直線距離なら200km弱というところでしょうか。ただ、この専用路線は移動には超便利ですが、車窓風景は味気ないものです。

この区間を高速鉄道専用路線ではなく、いわゆる在来線をのんびり走るとそこには世界遺産にも登録されたローレライを含む世界有数の観光地「ライン川」の一番人気のある区間(マインツからコブレンツ)があります。この区間、有名なライン下りの観光船もありますが、約5時間かかります。夏は是非にとお勧めですが、実は鉄道在来線もライン川沿いを走っているので、車窓から眺める手もあります。フランクフルト中央駅からコブレンツまでICという急行で約1時間20分、REという快速列車でも1時間40分程です。途中、ボッパルトあたりで降りて街を散策、そこからまたフランクフルトに戻っても夕方のフライトには十分間に合います。

この路線に乗られるなら、フランクフルトからコブレンツ方面は進行方向に対して右手の座席、逆は左手の座席にお座りください!


やや細かくて見づらいかもしれませんが(スマホの方は後でPCでご覧ください)フランクフルトから来る場合は Bingen am Rhein を過ぎたあたりから列車の進行方向右手にライン川が見え始め、それが Boppart あたりまで続きます途中で川が直角に折れ曲がっていますが、その突き出したところの少し先、カタカナの「ン」という文字のあたりが「ローレライ」です。まあ、伝説が無ければただの岩山ですが(笑)

動画はマインツからコブレンツまで、この路線を走る列車から撮った景色です。途中10:00を過ぎ当たあたりから川が見え始めます。21:00あたりから対岸に見える岩山がローレライです。 鼻歌でも歌ってください(笑)


ただ、私は所謂「鉄ちゃん」なので、列車に乗っていればそれだけで楽しめる人間なのですが、もう少しお手軽にドイツらしい雰囲気を味わえないものか?とお考えなら、ライン川の対岸を走るローカル線に乗って「リュ―デスハイム Rüdesheim am Rhein」はいかがでしょう? 先ほどの路線で川が見え始めた Bingen am Rhein の対岸にある町で、フランクフルト中央駅からは別の路線で1時間10分ほど、あるいは Bingen am Rhein から渡し船があります。ここは「ツグミ横丁:ドロッセルガッセ Drosselgasse」を始め、ワイン酒場が軒を連ね、日本人が思い描く「典型的なドイツ」っぽさをお手軽に味わうことが出来ます。出張を終えて夕方のフライトまでの間、ワイン酒場で昼呑みもいいもんですよ(笑)

またこの町の名前を冠した「リューデスハイマー・カフェ」という、コーヒーにブランデーを注ぎ、生クリームを載せてチョコフレークを少し振りかけるという、アイリッシュカフェに似た飲み物があります。冬場には体も温まり、なかなかおいしいですが、くれぐれも呑み過ぎてフライト時間に遅れないように(笑)

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