役に立つ動画(7):フローリング(住宅などの床材)の製造工程

Nessanの記事紹介の中で「ドイツの Interprint社が decorプリント向けに Koenig & Bauer の RotaJETを購入」という記事があります。この中で decorを「(表面)装飾」と訳しましたが、実際には床材や建材によくある木目調などの印刷を指します。英語では surface decorationとも表現されます。今回は床材の製造工程の動画をご紹介します。

これはオーストリアのチロル地方にある EGGER社の動画ですが、ベースとなる圧縮合板(コアボード)を作るところから最終製品となるまでの一連の流れが説明されています。1:18あたりから、別途印刷された木目パターンのロール紙に液状の接着剤を付けていく工程が見られます。1:37あたりからコアボードにメラミンを含侵させた紙を圧着していくシーンが始まります。

そして 1:49からコアボードを温め、接着剤をコートしていきます。1:57から、別途用意された木目調が印刷された紙のロールをセットして、ボードに貼り付けていく工程になります。そしてそれを適当なサイズにカッティングしていきます。

これとは別に 2:11から Digital printing of Comfort flooring というシーンが始まり、白いボードにプライマーをコートし、2:21からインクジェットでプリントするシーンが見られます。これは DURSTの UVマシン(Rho 1330)ですね。

この後、フローリングのサイズにカッティングしたり、品質チェックをしたりして出荷するまでのシーンが続きます。

こちらは中国の床材メーカーの工場ですが、冒頭から、あらかじめシートにカットされた木目調が印刷された紙を、女性が羽根箒で塵を払い、その上に保護層となる樹脂シートをセットしているシーンが見られます。

この木目調パターンは、従来はグラビアやロータリースクリーンで印刷されていましたが、最近はインクジェットが進出してきています。Nassanの記事あるドイツの Interprint社が Koenig & Bauerの RotaJETを購入して設置し、プリントするまでを取った動画を見つけましたので下記に貼り付けておきます。また、関連記事はこちらにあります。

下の動画は KODAKの PROSPERでプリントしている様子です。

少量のサンプルはスキャンタイプのワイドフォーマット機でプリントされます。

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