国境あちらこちら(7):ポーランド・リトアニア国境(スバウキ・ギャップ)

これはどこの国境でしょうか?

「FUNDSZ ROZWOJU INFRASTRUKTURY GMINY SEINY」と書かれた看板がヒントになりそうです。そのまま DeepL翻訳に入れると「セイニ市インフラ整備基金」となります。セイニ市の資金でこの国境施設を整備したということなのでしょう。

文字が小さいのでクリックしてみてください。少し拡大します。右から2つめの丸に「セイニ」という町が見え、その右斜め上(北東の方向)に道路がポーランド・リトアニア国境を横切っているのが見えます。この写真は 1998年 5月に撮ったものです。

実はこの日のうちにドイツのリューネブルクに帰っている必要があり、ここからリトアニアに踏み込んでのドライブは断念しました。リトアニアって・・・あの「杉原千畝大使の業績を称えて日本人はビザが要らない」という都市伝説があったのですが、それを確認する前に時間切れで、ここで引き返すことになりました。

ところで、セイニの西側にスバウキ(Suwałki)という、すこし大きめの町が見え、そこを通る道路の先(Budziskoという地名が見えるところ)にも道路が国境を横切っているのが確認できると思いますが・・・

そういうことでここは「スバウキ・ギャップ」と呼ばれ、ロシアと NATOが本格的な戦争になる際にはまずここをロシア・ベラルーシ軍が封鎖し、NATOに所属するポーランドとリトアニアの連携を分断するとされている場所なのです。

従って NATO軍もここに兵力を重点配備しているのです。

「スヴァウキ」と書かないと落ち着かない人もいるかと思いますが、所詮外国語なのでそこだけ拘ってもね(笑)無視してください。

Suwałkiって、泊まっていた Olstzynから行こうと思えば行ける距離にあったんですよね。左の時刻表をクリック下さい。

朝、2時間ほど列車で Elk(独語:Lyck)まで行き、そこからバスで 1時間ほどで Suwałkiに到着します。まあ、でも Braniewoで国境警備隊の女性兵士に尋問されたことでもあるし・・・今回は自重しました。

少なくとも一度は行ったことがあるしね!・・・ということで「いつか平和が訪れたら行ってみようリスト」に載せておくことにします(笑)

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